2017年7~9月のスマホ利益別シェア、Appleの独走は変わらず

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スマートフォン業界の売り上げ台数別シェアは、Samsungが一強で、AppleとHuaweiが番手に控えています。しかし、これが利益別のシェアとなると、Appleの独壇場が長らく続いています。

今期もAppleが過半数を占める

調査会社Counterpoint Researchによると、スマートフォン市場全体で、2017年第3四半期(7~9月)におけるAppleの利益ベースでのシェアは59.8%となりました。また、2位はSamsungで25.9%となりました。
 

 
ちなみに、2016年第3四半期は、SamsungのGalaxy Note 7がリコール事件を招いたことで、一人勝ちとなったAppleが85.9%のシェアを獲得しています。

中国ベンダーも健闘

一方で、このところ勢いのある中国ベンダーは、Huawei、OPPO、Vivoともども5%を超えたに過ぎず、売り上げ台数でシェアは伸ばしているものの、薄利多売で大きな利益には繋がっていないということでしょう。
 
ただ、以前はAppleとSamsungだけで95%以上を占めていたことを思えば、それ以外のベンダーも存在感を増していることが分かります。Counterpointも「通常であれば、利益のすべてをSamsungとAppleの2ブランドが占めてきた。しかし、(今回は)中国ブランドも同様にシェアへ食い込んできている」と指摘します。
 

 
なお、販売するスマートフォン1台から得られる利益は、Samsungが31ドル(約3,400円)に対し、Appleが151ドル(約1万6,900円)となりました。
 
 
Source:Patently Apple
(kihachi)

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