2016年の国内タブレット出荷台数、初の前年割れ!新型iPad Proで回復なるか?

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2016年の国内タブレット端末出荷台数は、前年比9.8%減で、調査開始以来初のマイナス成長となりました。メーカー別ではiPadがシェアを微減させながらもトップを維持しています。

国内タブレット市場、調査開始以来初のマイナス成長

IT関係調査会社のMM総研は、2016年1月〜12月の国内タブレット端末出荷台数の調査結果を発表しました。
 
出荷台数は851万台で、前年比9.8%のマイナスとなりました。2010年の調査開始以来、出荷台数の前年割れは初めてのことです。

iPadシリーズがシェアトップでV7

メーカー別シェアでは、AppleのiPadシリーズが42.7%で首位となりました。iPadの首位は、日本でタブレット端末が発売された2010年以来7年連続ですが、シェアは前年比で2.2ポイント低下しています。
 

 
2位以下は、Huawei、ASUS、NECレノボ、富士通の順で続いています。

セルラーモデルの比率が過去最高に

タブレット端末単体でモバイルデータ通信が可能なセルラーモデルと、Wi-Fi接続のみのWi-Fiモデルの比率は、58%対42%で、セルラーモデルの比率が過去最高となりました。
 
背景には、NTTドコモとauが販売する自社ブランドのタブレット端末を積極的に販売したことがあるとみられます。

新型iPad Proで市場の縮小から反転できるか?

MM総研は、今後の展開タブレット市場が復活するために、「携帯キャリアによる販売施策」、拡大するMVNOサービスとの相乗効果による「SIMフリータブレットの増加」、「Windowsタブレットの増加」が必要、と分析しています。
 
3月には、新型iPad Proの発表が予測されており、国内タブレット市場V字回復への起爆剤になることが期待されます。

 
 
Source:MM総研
(hato)

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