iPhone売上は今がピーク、年内出荷台数は5-15%減へ

iPhone7/7 Plus
 
Apple情報に詳しいKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が、今年のiPhoneの出荷台数は現時点ですでにピークに達しており、11月と12月は現在から5〜15%減少するとの予測を明らかにしました。

品不足の理由は需要の大きさではない

クオ氏はその理由として、現在の売り上げの主力である4.7インチのiPhone7の需要が、iPhone6sからの大きなスペック向上がなかったために伸び悩んでいることを挙げています。当初品不足が続いていた5.5インチのiPhone7 Plusについても、現在はオンラインで注文してから配送されるまでの日数がかなり短縮されていることから、需要が落ち着いてきているとしています。
 
また特に新色のジェットブラック、ブラックを中心に発生した品不足現象は、大きな需要があったというよりも、初期の生産台数が限定されていたため、というのがクオ氏の説明です。

中国市場でiPhoneシェアは拡大しない

KGIは11月、12月のiPhone出荷台数について、7,000万〜7,500万台と予想しており、これは他社のアナリストらによる予測の平均である7,500万〜8,500万台よりもかなり低い数字です。
 
同社は特に中国市場について悲観的な見方をしており、地元メーカーとの競争激化から、Appleが同市場において2017年中に大きくシェアを拡大できる可能性は低い、と予想しています。
 
 
Source:9to5Mac
(lunatic)

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