「NOKIA」が携帯電話市場に再参入します。iPhone組み立ての「Foxconn」で知られ、シャープ買収で注目を浴びた台湾の鴻海精密工業が、マイクロソフトから買収して製造を担当します。
「NOKIA」が携帯電話に再参入、Foxconnの鴻海が買収
フィンランドの通信大手ノキアは、2013年に携帯電話ブランド「NOKIA」をマイクロソフトに売却し、同市場から撤退していました。
ノキアはこのほど、シャープ買収で注目を浴びた鴻海精密工業のグループ会社が「NOKIA」ブランドを3億5,000万ドル(約380億円)で買収し、フィチャーフォン、スマートフォン、タブレットに参入すると発表しました。なお、製造は鴻海精密工業が手掛けると見られます。
なお、鴻海精密工業はiPhoneの組み立てを担当するAppleの主力サプライヤー「Foxconn」でも知られています。
約1年前から囁かれていた噂
NOKIAの携帯電話市場への再参入については、2015年4月の時点で関係者の話として報じられていました。
Nokia3210
日本ではあまり存在感がありませんでしたが、海外ではNOKIAブランドの携帯電話は高い知名度を持っており、先日、英タイム誌が発表した「最も影響力のあったガジェット50選」では、同社のヒット端末「3210」が34位にランクインしています。
Source:共同通信, Nokia
Photo:flickr, GSM Arena
(hato)