KDDI(以下:au)は2月15日、Androidを搭載し4G LTEに対応したフィーチャーフォン「GRATINA 4G」を同19日に発売することを明らかにしました。
「スマホ並」がウリ
これまでフィーチャーフォン(通称:ガラケー)と言えば、もっぱら3G回線でしたが、新たにauから発売される「GRATINA 4G」は名前の通り、4G LTE回線が使用可能となっています。
外見はガラケーでありながら、Android OSを搭載し、CPUはクアッドコア、高音質音声通話のVoLTE対応、「LINE」も使用可能と、「スマートフォンのようなスペック」が特徴だそうです。また、防水性能(IPX5/8)や耐衝撃に対応しており、水回りでの作業や雨の中での利用など、様々なシーンが想定されています。
ガラケーで「LINE」が使えるのが強み
しかし、あくまでもUIはフィーチャーフォンそのまま、タッチ操作やGoogle Playには非対応、クアッドコアとは言ってもSoCはSnapdragon210と、スマートフォン並と形容するにはいささか厳しいものがあります。
さすがにこのご時世、ガラケーのニーズがどれだけあるかは未知数ですが、プレインストールアプリで「LINE」が使えるという点がポイントなのでしょう(これまでもiOS/Androidに頼らないガラケー版「LINE」を使うことは可能でしたが)。同アプリを使いたいけれども手が出せなかったガラケー愛好家の高齢者や、むやみにアプリをインストールさせたくない親が子供に携帯を持たせて連絡を取るというシーンでは最適なのかも知れません。
Source:KDDI,Engadget
(kihachi)