11月6日に発売された新型MacBook Proのうち、PROLED XDRディスプレイ搭載モデルでは、約10年ぶりに光るAppleロゴが復活しました。このロゴを音楽に合わせて点滅させたり、ロゴの明るさを手動調整したりできるアプリ「Backglow」が登場しています。Appleも公式にロゴを消灯する方法を案内しており、macOSの標準機能と無料・有料アプリでできることを比較します。
新型MacBook Proで復活した光るAppleロゴ
日本時間10月29日に発表され、11月6日に発売されたPROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Proは、タッチ操作に対応した有機EL(OLED)ディスプレイを採用しています。
デザイン面では、2016年のモデルチェンジで廃止された、ディスプレイ背面の光るAppleロゴが復活したことも話題になっています。
従来のMacBookでは液晶ディスプレイのバックライトを利用してロゴを光らせていましたが、OLEDにはバックライトがありません。
Daring Fireballのジョン・グルーバー氏によると、Appleは新型MacBook Proのロゴを光らせるために専用の光源を開発し、ディスプレイ部分の厚さを増やさずに搭載しています。
標準状態では、画面の輝度と周囲の明るさに応じてロゴの明るさが自動調整されます。
Apple公式が案内するロゴの消灯方法
光るAppleロゴを点灯させたくない場合は、アプリを追加せずに消灯することもできます。
Appleは公式サポート文書で、Macの「ターミナル」を使ってロゴの点灯をオフにする方法を案内しています。
「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」からターミナルを起動し、以下のコマンドを入力してReturnキーを押します。
sudo defaults write com.apple.CoreBrightness LEBacklightMode -int 0
管理者パスワードを入力してReturnキーを押すと、ロゴはすぐに消灯します。パスワードを入力しても、ターミナルの画面には文字が表示されません。
再び点灯させたい場合は、次のコマンドを実行します。
sudo defaults delete com.apple.CoreBrightness LEBacklightMode
この設定はMacのすべてのユーザーアカウントに適用され、macOSを再インストールすると再び点灯するようになります。
ただし、現在のmacOSには、システム設定からロゴの点灯・消灯を切り替える専用項目はありません。
無料アプリで明るさ調整、有料版は音楽とも連動
デザイナーのフアン・バイス氏が公開したMac用アプリ「Backglow」を使うと、光るAppleロゴをさらに細かくカスタマイズできます。
無料版では、ディスプレイの明るさとは独立してロゴの輝度を調整できるほか、ワンクリックでの消灯にも対応。昔のMacBookのスリープランプのように、ゆっくり明滅させる「Breathe」モードも利用できます。ただし、昔のスリープランプとは異なり、Macがスリープしている間は明滅しません。
買い切りの有料Pro版では、Macで再生している音楽のリズムに合わせてロゴが点滅する「Music」モードが追加されます。
さらに、AIコーディングツール「Claude Code」の動作状況をロゴの光で知らせる「Agents」モードも利用可能です。
Pro版は発売時の価格が9ドル(約1,430円)で、その後15ドル(約2,380円)に値上げする予定と案内されています。
標準機能とBackglow、何が違う?
macOSの標準機能でもロゴの消灯は可能ですが、明るさを自由に調整したり、発光パターンを変更したりするにはBackglowが必要です。
| 機能 | macOS標準 | Backglow無料版 | Backglow Pro |
|---|---|---|---|
| 明るさの手動調整 | × | ○ | ○ |
| ロゴの消灯 | ターミナル操作 | ワンクリック | ワンクリック |
| ゆっくりした明滅 | × | ○ | ○ |
| 音楽に合わせた点滅 | × | × | ○ |
| Claude Codeの動作通知 | × | × | ○ |
なお、Backglowを終了するとロゴの明るさは標準設定に戻りますが、消灯した場合はアプリを終了しても消灯状態が維持されます。Backglowで変更できるのはロゴの明るさや発光パターンで、発光色は変更できません。
対応するのはPROLED XDRディスプレイを搭載した新型MacBook Proのみで、従来モデルでは利用できません。
Backglowは開発者の公式サイトから無料でダウンロードでき、Pro版はアプリ内で購入できます。
将来は標準設定から操作できる可能性も
Mac OTAKARAは独自取材により、将来のソフトウェアアップデートで、Appleロゴの点灯・消灯をシステム設定から切り替えられるようになる予定だと報じています。
ただし、Appleからの正式発表はなく、対応時期も明らかになっていません。
今後は専用アプリやターミナルを使わずに、ロゴの点灯を切り替えられるようになる可能性があります。
Source: Apple, Backglow, MacRumors, Mac OTAKARA
