Mac版のGeminiアプリに、Appleのメッセージアプリと連携する項目が表示されたことを、9to5Googleが報じました。連絡先へのメッセージの送信や、最近の会話の読み取り、履歴の検索をGeminiに任せられるようになります。ただし現地時間9月18日の時点では、設定に項目が出ていても呼び出せない状態です。
Mac版Geminiにメッセージ連携が出現
9to5Googleによると、Mac版Geminiの設定にある接続済みアプリ(Connected Apps)の一覧の最下部に、「@messages」という項目が追加されました。説明文には、Appleのメッセージアプリでメッセージを読む・検索する・送るという3つの動作が並んでいます。
この項目を確認できるのは、Mac版Geminiをバージョン1.116.5.889にアップデートした環境です。先週にはWindows版のGeminiアプリも公開されており、Googleはパソコン向けのアプリで連携先を広げています。
なお、Googleの公式ヘルプが案内しているメッセージ連携はAndroid向けで、Mac版GeminiとAppleのメッセージアプリの連携は案内されていません。今回の情報はアプリ内で見つかった段階のもので、提供の時期や対象が変わる可能性も残ります。
Geminiがメッセージでできる3つの操作
Geminiがメッセージアプリに対してできる操作は、次の通りです。
- 連絡先や電話番号を指定してメッセージを送る
- 最近の会話や未読のメッセージを読む
- メッセージの履歴を検索する
指示の例としては、「Johnに『5分遅れます』と送って」「Sarahからの最近のメッセージを見せて」「メッセージからディナーの予約を探して」の3つが挙げられています。話しかけるだけで、アプリを開かずに用件を済ませられる形です。
9to5Googleは、この連携には会話の中身を手がかりにして、Geminiの回答に必要な情報を補う狙いもあると説明しました。
画像の送信やタップバックは不可
一方で、Geminiができない操作も次の通り示されています。
- グループの参加者の追加や削除、グループの写真の変更
- メッセージの予約送信と、送信済みメッセージの編集
- 写真やファイルなどの添付(送れるのはテキストのみ)
- タップバック(「いいね」などの反応)の送信
- 自動実行するタスクの中での画像の生成
送れるのがテキストだけという点は、実際に使う場面では不便に感じそうです。写真を1枚送って済ませるやり取りが多い人ほど、Geminiに任せられる範囲は狭くなるでしょう。
設定に出ても今はまだ使えない
9to5Googleは、現地時間9月18日の午後の時点で、設定に「@messages」が並んでいても、プロンプト欄では認識されないと述べています。サーバー側の準備が残っているとみられ、アップデートしてもすぐに使えるわけではありません。
MacのiMessageをAIに読み書きさせる連携機能は、ChatGPTでも8月に公開されました。ChatGPTは対象がデスクトップ版の一部の環境に限られていましたが、今回のGeminiは通常のMac版アプリの設定に現れた点で異なります。
Apple側でも、iOS27.2のベータ1でSiri AIが日本語で使える状態になったことが確認されました。ただし、ベータ版は開発途中のバージョンであり、正式リリース時に機能が変更・削除される可能性があります。Appleは10月から日本語のSiri AIをベータ版で提供すると発表しており、メッセージの読み書きを任せる相手を選べる時期は、そう遠くないのかもしれません。
Source: 9to5Google
