AI関連企業のTiny Corpが開発していたMac向け外付けGPU(eGPU)ドライバーについて、Appleの承認を得たと同社が公式X(旧Twitter)で報告しました。
このeGPUドライバーは、NVIDIAおよびAMD製グラフィックボードに対応するとされています。
NVIDIAとAMDのグラフィックボードに対応
今回、Tiny CorpがAppleの承認を得たとするeGPUドライバーを利用することで、Apple Mシリーズ搭載Macでも、NVIDIAおよびAMD製グラフィックボードを用いた大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)の処理が可能になります。
開発開始から約半年で承認取得
同社がこのドライバーの開発を開始したことは、2025年10月に報告されていました。そのため、今回の承認取得は、開発表明からおよそ半年で実現したことになります。
開発版では必要だったSIPの無効化が不要に
NVIDIAおよびAMD製グラフィックボードとMacとの接続は、ThunderboltまたはUSB4経由で行うと案内されています。
開発段階では、このeGPUドライバーを利用する際に、システム整合性保護(SIP:System Integrity Protection)を無効化する必要がありました。
ただし、Tiny Corpによれば、今回の承認版ではSIPを無効化する必要はないとのことです。
macOS 12.1以降で利用可能と案内
Tiny Corpは、このeGPUドライバーを利用するための主な要件として、次の仕様を案内しています。
利用に必要な主な仕様
- macOS 12.1以降
- USB4またはThunderbolt端子
- 対応GPU(AMD RDNA3以降、またはNVIDIA Ampere以降)
セットアップ方法を記した文章は、下記画像の通りです(元リンクは文末に掲載)。
MシリーズMacの活用範囲を広げる可能性
今回のeGPUドライバーが実用段階に入れば、Mシリーズ搭載Macでも外部GPUを活用した高負荷処理の選択肢が広がる可能性があります。
とくにAI用途で注目されそうな動き
とりわけ、大規模言語モデルの処理や各種AI開発ではGPU性能が重要になるため、NVIDIAおよびAMD製グラフィックボードを利用できるようになる意義は小さくありません。
これまでMシリーズ搭載Macでは、外付けGPUを利用できないことが弱点のひとつとみられてきました。今回の動きは、その弱点を補うものとして注目を集めそうです。
Photo:Tiny Corp
