アナリストがのミンチー・クオ氏が、M6シリーズチップ搭載MacBook ProとApple Aシリーズシステム・オン・チップ(SoC)を搭載するMacBookの最新情報を、Xに投稿しました。
Apple AシリーズSoCを搭載するMacBookは、第2世代モデルの仕様まで検討されているようです。
M6シリーズチップ搭載MacBook Proがタッチパネル採用
M6シリーズチップとOLEDディスプレイを搭載すると噂されるMacBook Proは、2026年後半〜2027年初頭の発表と予想されています。
クオ氏はこのモデルについて、オンセルタイプのタッチパネルが搭載されると述べています。
オンセルタイプのタッチパネルの名称はディスプレイサプライヤーによって異なり、Samsung Displayは「Y-OCTA」、LG Displayは「TOC Cell」と呼称していると報告されています。
OLEDディスプレイはSamsung Displayが供給見込み
M6シリーズチップ搭載MacBook Pro向けOLEDディスプレイは全数をSamsung Displayが供給する見通しですので、「Y-OCTA」オンセルタイプ・タッチパネルが採用されるのでしょう。
ディスプレイ業界情報に詳しいDSCCが2023年に、Samsung Displayがラップトップ向けに展開可能なリフレッシュレート120Hzのタッチスクリーン内蔵16インチOLEDディスプレイを開発したことを報告していました。
iPadとMacBookの垣根が曖昧になりそう
MacBook Proへのタッチパネルの搭載により、MacBookとiPadとの違いが曖昧になるとクオ氏は述べています。
iPadもiPadOS26でmacOSの要素を取り入れましたので、今後、MacBookとiPadの双方ともに互いの特徴を取り入れていくことになりそうです。
廉価版MacBookの搭載チップは?第2世代モデルも開発中
クオ氏は、Apple Aシリーズチップを搭載する廉価版MacBookについて、2025年第4四半期(10月〜12月)に量産が開始されると説明しています。
ただし、今回の投稿には具体的にどのAシリーズチップが搭載されるのか記していません。
以前の噂では、このMacBookにはA18 Proが搭載されるとされていましたが、iPad mini (A19 Pro)が開発されていることから、廉価版MacBookにもA19 Proなど新しいAシリーズチップが搭載される可能性もありそうです。
Appleは、Aシリーズチップを搭載するMacBookを一時的に販売するモデルではなくMacのラインアップのうちの1モデルとすることを計画しているようで、タッチパネルを搭載する第2世代モデルの量産を2027年に開始する可能性があると、クオ氏は述べています。
Photo:Apple(米国)