MacBook Pro(2026)向けOLEDの製造を来春開始計画〜年末に量産試作へ

MacBook Pro 2026 M6_1200

2026年モデルのMacBook Pro向けと考えられる第8.6世代(2,290 x 2,620ミリ)OLEDディスプレイの量産を、2026年第2四半期(4月〜6月)にSamsung Displayが開始するとWitDisplayが伝えています。

2026年モデルのMacBook Pro向けOLEDの製造計画?

今回のWitDisplayの報道ではこれまでよりも具体的な日程が明らかになっており、Samsung Displayは第8.6世代OLEDディスプレイの量産試作を2025年末に行い、2026年第2四半期(4月〜6月)に量産を開始するとのことです。

この日程は、2026年モデルのMacBook Proの発売時期に合わせたものになっているとWitDisplayは指摘しています。

2026年モデルのMacBook Proはパンチホールデザインを採用と噂

2026年モデルのMacBook ProはOLEDディスプレイを採用することで薄型化を実現、搭載されるチップもTSMCの2nmプロセス「N2」で製造されるM6を採用することで大幅な性能向上を実現すると噂されています。

それに伴い筐体のデザインも変更される他、ディスプレイ内のカメラはノッチからパンチホールデザインに変更されるとみられています。

ガラス基板を2,290 x 2,620ミリに拡大し効率化

第8.6世代OLEDディスプレイの製造に用いられるガラス基板は2,290 x 2,620ミリで、現在、スマートフォンやタブレット向けの第6世代OLEDディスプレイのガラス基板の大きさである1,500 x 1,850ミリと比べて大きなサイズのIT関連機器向けディスプレイを効率よく製造できます。

COMPUTEX TAIPEI 2025で試作品を展示

この分野で先行するSamsung Displayは忠清南道牙山市(アサン)の工場に製造ラインを建設中で、Appleが好むキヤノントッキ製の蒸着装置の設置が完了したことを、韓国メディアが伝えていました。

この製造ラインでは既に第8.6世代OLEDディスプレイの試作が行われており、Samsung DisplayはUT Oneの名称で、COMPUTEX TAIPEI 2025での展示も行っていました。

2026年モデルのMacBook Pro向けOLEDディスプレイは、Samsung Displayが独占供給する見通しです。

Source:WitDisplay, 9to5Mac

Photo:Brian, MacDuff(@itstheBMAC)/X

モバイルバージョンを終了