Apple Watch Series 12でセンサー付きベルト実現?カフ式血圧計期待

Apple Watch Series 12 band AC

Apple Watch Series 12では、センサー付きバンドを組み合わせられるようになるとの予想が、X(旧Twitter)に投稿されました。

実現すれば、例えば、Appleが特許出願している小型カフを備えたバンドとの組み合わせにより、血圧測定機能の実装につながることが期待されます。

センサー付きバンドを開発か

この予想を投稿したKosutami氏(@Kusutami_Ito)は、Apple Watch向けの新しいバンドについて、シリコーン素材を用いた射出成形により、センサーを内蔵する構造になると述べています。

シリコーン素材の特性を踏まえると、形状や手触り、外観は、現行のフルオロエラストマー製スポーツバンドに近いものになるかもしれません。

シリコーン採用の狙い

シリコーンは医療機器材料としても使われており、人体への刺激が少ない素材とされています。

体内に挿入するチューブ類などにも採用されていることから、長時間肌に接触するヘルスケアセンサー内蔵バンドの素材として適していると考えられます。

Apple Watch用バンドにセンサーを搭載する場合、装着感、耐久性、防水性、皮膚への刺激の少なさが重要になります。その点で、シリコーン素材は有力な選択肢になり得ます。

血圧測定バンドに期待

センサー付きバンドの用途として期待したいのが、血圧測定機能です。

現在の技術では、光学式センサーだけで血圧を正確に測定するのは難しいとされています。Appleが特許出願している小型カフ(空気袋)を備えたバンドを実用化できれば、家庭用血圧計に近い仕組みで、収縮期血圧と拡張期血圧を測定できる可能性があります。

カフ式であれば、手首周辺を圧迫して血流の変化を読み取る仕組みを採用できるため、Apple Watch本体の光学式センサーだけで測定する方式よりも精度面で有利に働くことが期待されます。

血糖値測定への応用も

センサー付きバンドは、血糖値測定機能への応用も考えられます。

完全な非侵襲方式ではないものの、極細の針を皮下に挿入するパッチ式センサーとApple Watch用バンドを組み合わせれば、血糖値に関連するデータを連続測定できる余地があります。

バンドの装着位置にセンサーを配置できれば、Apple Watch本体側の内部スペースに依存せず、より大型または高精度なセンサーを利用できるようになります。

バンド互換性が課題に

Appleは2027年に発売する次世代Apple Watchで、バンド取り付け部のデザインを変更すると噂されています。

これが事実であれば、そのおよそ1年前に発売されるApple Watch Series 12で、センサー付きの新型バンドを投入するかどうかには疑問も残ります。

センサーを内蔵するバンドは、通常のバンドよりも販売価格が高くなるのは確実でしょう。1年後の次世代Apple Watchで互換性が失われる場合、ユーザーにとっては買い替え時の負担が大きくなります。

そのため、Appleがセンサー付きバンドを投入する場合は、次世代Apple Watchでも継続利用できる仕組みを用意する必要があります。

変換アダプターの可能性

バンド取り付け部のデザインが変更された場合でも、変換アダプターを使うことで、現行方式のバンドを継続利用できる可能性はあります。

センサー付きバンドが高額なアクセサリーになるのであれば、Apple純正またはサードパーティー製の変換アダプターが用意される展開も考えられます。

もっとも、センサー付きバンドでは単なる物理的な固定だけでなく、本体とのデータ通信も必要になります。変換アダプターを介して通信品質や防水性能を維持できるかは、技術的な課題になりそうです。

通信用端子を活用か

Apple Watchには、一般ユーザー向けには開放されていない通信用端子がバンド取り付け部に設けられています。センサー付きバンドは、この端子を利用してApple Watch本体とデータをやり取りする構造になるとみられます。

バンド側にセンサーを内蔵できれば、Apple Watch本体の内部スペース不足により搭載が難しかったセンサー類を外部アクセサリーとして追加できます。

これにより、これまで優先度が低いとされていたヘルスケア機能が、バンド側の拡張機能として実現することも期待されます。

本体外センサーが鍵に

Apple Watchは小型の筐体に、バッテリー、基板、通信部品、各種センサーを高密度に収めています。そのため、新しいヘルスケアセンサーを本体に追加するには、内部スペースや消費電力の制約が大きな課題になります。

センサー付きバンドを活用すれば、本体の設計を大きく変更せずに、血圧測定や血糖値関連データの取得といった機能を拡張できる見込みです。

Apple Watch Series 12でセンサー付きバンドが導入されるかどうかは、今後のApple Watchのヘルスケア機能拡張を占う重要なポイントになりそうです。

Photo: USPTO via Patently Apple (1), (2), Apple Cycle(@theapplecycle)/X

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