海外メディアの報道によると、iPhone Duoのものとされるベンチマーク結果が初めて登場し、シングルコア3,986、マルチコア11,067とiPhone18 Proとほぼ同じ水準でした。現時点のスコアなら日常の操作で大きな差は出にくい一方、折りたたみ構造ゆえに長時間の高負荷ではわずかな差が生じる可能性もあります。10月16日の予約開始を前に、スコアの読み方とiPhone18 Proとの選び方を整理します。
iPhone Duoのベンチマークスコアと性能比較
Geekbench 7でiPhone18 Proと同水準
ベンチマークアプリ「Geekbench 7」に登録されたiPhone Duoのものとされる結果は、シングルコア3,986、マルチコア11,067です。Geekbench 7のスコアは旧バージョンの数値と直接比較できないため、過去の記事の数値と並べて見る際は注意しましょう。
搭載チップはA20 Proで、中央演算処理装置(CPU)は基本周波数4.93GHzの6コアを備えます。Geekbench上のメモリ(RAM)表示は11.30GBで、12GBを搭載しているとみられます。作業用のメモリにあたり、写真やアプリを保存する容量とは別物です。
シングルコアは1つのコアで処理したときの性能、マルチコアはすべてのコアを使ったときの性能を示します。どちらも数値が大きいほど処理が速いことを表しています。アプリの起動など普段の操作はシングルコアの影響を受けやすく、今回はシングルコアのスコアも同水準のため、日常操作での差は小さい見込みです。
iPhone DuoとiPhone18 Proの比較表
性能に関わる項目を、Appleの公称値とあわせて表に整理しました。
| 項目 | iPhone Duo | iPhone18 Pro |
|---|---|---|
| シングルコア | 3,986 | 同水準※ |
| マルチコア | 11,067 | 同水準※ |
| 持続性能(iPhone17 Pro比の最大向上幅) | 35% | 40% |
| 動画再生 | 最大31時間(内側画面)/最大44時間(外側画面) | 最大36時間 |
※は報道ベース、持続性能と動画再生はAppleの公称値です。表を見ると、短時間の処理性能は同水準とみられる一方で、長時間の性能と電池持ちには違いがあると分かります。
iPhone Duoの性能は1回の計測では判断できない
今回のスコアはiPhone18 Proの最上位の計測結果に届いていないものの、10月15日時点で確認できた結果は1件だけです。ベンチマークの数値は、計測時の室温や本体の温度、裏で動くアプリの有無によっても変わります。1件の結果だけで「iPhone Duoは遅い」と判断するのは早計で、計測件数が増えるまでは「同等」と受け止めるのが妥当です。
Appleによると、グラフィックス処理装置(GPU)はA19 Pro比で最大40%高速ですが、今回の計測には含まれていません。グラフィックの負荷が高いゲームではGPUの性能が重要になるため、ゲームをよく遊ぶ人は追加の計測結果を待つと確実です。
iPhone Duoは発熱で性能が落ちる?持続性能を比較
長時間の高負荷で差が出る仕組み
海外メディアは、発熱管理や2画面構造による実性能の差を指摘しています。スマートフォンは、内部の温度が上がりすぎると性能を自動で抑え、発熱を防ぎます。短い計測で最高速度が出ても、高負荷が長く続く場面では、熱を逃がす力の差が実際の速さを左右します。
持続性能はiPhone18 Proの約96%
公称値の最大値どうしで単純計算すると、iPhone Duoの持続性能はiPhone18 Proの約96%(約4%低い水準)です。目安の試算ながら、長時間の高負荷ではわずかな差が生じる余地が残ります。
差が生じた理由は明らかではないものの、ヒンジや2枚のディスプレイによる内部構造の違いが一因と推測できます。内部の部品が場所を取るため、放熱の余裕が大きいとは限らないからです。
内側画面を長く使うと電池持ちに差
Appleの公称値で動画再生時間を比べると、内側画面はiPhone18 Proの約86%、外側画面は約1.2倍にあたります。iPhone18 Pro Maxは最大45時間です。公称値を見る限り、内側画面の使用時間が電池持ちを左右すると考えられます。
通勤や通学の電車内で動画やマンガを楽しむ人なら、内側画面を開きたくなる場面が多いかもしれません。動画を長時間見る日が多い人は、内側画面と外側画面の使い分けで電池持ちが変わる点を意識しておくと安心です。
iPhone DuoとiPhone18 Proどちらを選ぶ?
処理性能の面では、iPhone Duoが大きく見劣りする可能性は低いといえます。迷ったときは、処理性能より「内側画面をどれだけ使うか」を基準に考えるのがおすすめです。カメラなど処理性能以外の違いも、あわせて比べておくと判断しやすくなります。
- iPhone Duoが向いている人:長文の記事や資料の閲覧、2つのアプリを並べた作業が中心の人
- iPhone18 Proが向いている人:長時間の性能を少しでも重視する人
- 発売後の評価を待ちたい人:GPUの計測結果や発熱の傾向を確かめてから決めたい人
iPhone Duoの予約受付は10月16日に始まり、10月23日に発売されます。大画面が自分の使い方にどれだけ役立つかを予約前に書き出しておけば、iPhone18 Proとの選択で後悔を減らせます。
Photo:MacRumors
