UBSは世界30以上の地域における待ち時間を分析し、iPhone18 Proシリーズの初期需要は相対的に弱いとみています。
iPhone18 Proの平均待ち時間は16日で前年より約2日短く、Pro Maxは23日で前年より約2日短い結果でした。特に中国ではProの待ち時間が前年より約10日短縮されています。ただし、2週目には待ち時間が急増しており、初動だけで需要を判断するのは難しい状況です。
中国で10日短縮〜iPhone Duo待ちの可能性も
UBSの分析によると、中国でのiPhone18 Proの待ち時間は前年比で約10日、Pro Maxも約4日短くなっています。一方、英国・日本は前年とほぼ同水準でした。中国での10日短縮は目立つものの、日本や英国では前年並みであり、地域によって需要動向には差があります。
UBSはこの背景として、10月16日から予約開始予定のiPhone Duo(Appleの折りたたみiPhone)を待つ消費者が一定数いる可能性を指摘しています。前年のiPhone17シリーズの需要が強かったことや、今年のProシリーズのアップグレード幅が小さいことも要因のひとつとして挙げられました。
ただしその後、JPMorganが9月21日に発表した2週目のデータでは、iPhone18 Proの平均待ち時間が1週目の7日から23日へ、Pro Maxは19日から30日へ急増しています。なお、UBSが示したiPhone18 Proの平均待ち時間16日とは集計条件が異なるため、単純比較はできません。
ドイツ・英国・米国の待ち時間はiPhone17シリーズとほぼ同水準に並びました。初動からわずか1週間で待ち時間は大きく変化しており、需要の評価はまだ定まっていません。一方、9月19日にはiPhone18 Proシリーズに高い潜在需要があるとの分析も報じられています。
需要判断はまだ早い〜3週目と11月が次の焦点
待ち時間は需要だけでなく、供給量・在庫水準・地域差など複数の要因に左右されます。
初動の待ち時間が短くても、それだけで「販売不振」と断定することはできません。JPMorganも、待ち時間は供給配分の違いなどに左右されるため、初期データだけで需要を判断するのは難しいとみています。
筆者はiPhone15 Proを約3年使っていますが、日常利用で大きな不満はありません。既存ユーザーが買い替えを急ぐほどの変化を感じるかどうかも、今後の需要を左右するでしょう。
iPhone18 Proシリーズが本当に好調なのかを見極めるには、3週目以降も待ち時間が続くか、11月ごろの生産計画が上方・下方のどちらに修正されるかを確認する必要があります。
Source:IT之家、Investing.com(JPMorgan)、Apple
