折りたたみiPhoneの試用者評価が報告〜iPadのような使い勝手と良好な収納性両立

iPhone Ultra AH 0824

折りたたみiPhoneを試用した人物の評価を確認したとして、その内容をBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で報告しています。

折りたたみiPhoneは、iPadに近いアプリの使い勝手と、ポケットに収まりやすい収納性を両立していると高く評価されています。

折りたたみiPhoneの試用評価

ガーマン記者が入手したとする、折りたたみiPhoneをすでに試用した人物の主な評価は次の通りです。

  • ポケットに収納した際の収まりが良い
  • メインディスプレイでiPadのようなアプリ配置が可能
  • ヒンジの完成度が高く、耐久性も感じられる

iPhone13 miniに近い収納性?

ポケットに収納した際の収まりの良さは、折りたたんだ状態での本体サイズに起因するのかもしれません。折りたたみiPhoneの外寸は、折りたたんだ状態で高さ120.6mm、幅83.8mm、厚さ9.6mmになると予想されています。

これらの数値を、コンパクトな本体で人気を集めたiPhone13 miniと比較すると次のようになります。

単位はmm折りたたみiPhone(予想)iPhone13miniiPhone13 miniとの寸法差
高さ120.6mm131.5mm-10.9mm
83.8mm64.2mm+19.6mm
厚さ9.6mm7.65mm+1.95mm

高さはiPhone13 miniより約10.9mm短い一方、幅は約19.6mm広く、厚さも約1.95mm増す見込みです。そのため、iPhone13 miniのような細身のコンパクトさではなく、縦方向を短くしたことでポケットに収まりやすい形状といえそうです。

メイン画面はiPad風の操作感

折りたたみiPhoneを展開すると、約7.8インチと噂されるメインディスプレイで、iPadのようなアプリレイアウトが利用できる見込みです。iOS27では、折りたたみiPhone向けにiPad風のサイドバーや、2つのアプリを並べて表示する分割表示が用意されると報じられています。

ディスプレイのサイズやアスペクト比もiPad miniに近いことから、折りたたんだ状態ではiPhone、展開時にはiPad miniに近い使い勝手を選べることが期待されます。

ヒンジの完成度も高評価

試用者はヒンジの動作や耐久性についても高く評価しています。ヒンジの完成度が高いのであれば、展開時に本体がぐらつきにくく、一定の角度で安定して保持できることも期待されます。

例えば、メインディスプレイの展開角度が45度できっちりと止まること、展開した後はぐらつかずしっかりとその形態が保持されれば、造りの良さを感じられるでしょう。

その場合、折りたたみiPhoneを展開してメインディスプレイを使用しているユーザーは、やはりここでもiPad miniを使っているかのような操作性の高さを感じられると期待できます。

iPhoneとiPad miniを1台に

折りたたみiPhoneは、閉じた状態ではiPhoneとして使い、展開時にはiPad miniに近い画面サイズとアプリレイアウトを利用できる製品になる見込みです。

そのため、普段からiPhoneとiPad miniの2台を持ち歩いているユーザーにとって、両方の役割を1台にまとめられる点は大きな魅力になりそうです。

課題となるのは販売価格で、米国では2,000ドルを超えるとの予想があり、日本では税込30万円を超える可能性があります。価格に納得できるかどうかが、購入を決断する際の大きな要素になりそうです。

カメラと生体認証には課題も

ガーマン記者は、折りたたみiPhoneには望遠カメラが搭載されない点を課題として挙げています。

高額な新製品を発売直後に購入するアーリーアダプターには、カメラ性能を重視するユーザーも多いと考えられるため、望遠カメラ非搭載を物足りなく感じる可能性があります。

生体認証についても、Face IDではなくサイドボタン内蔵Touch IDが採用される見込みです。

iPhone Proシリーズから乗り換えるユーザーには操作感の変化になりますが、Touch ID内蔵トップボタンを採用するiPad miniに慣れているユーザーであれば、大きな違和感はないかもしれません。

中国市場での成功にも期待

ガーマン記者は、折りたたみiPhoneの販売実績を左右する市場として中国の重要性を指摘しています。Counterpoint Researchによると、中国は2025年の世界の折りたたみスマートフォン出荷台数の約44%を占める最大市場でした。

中国市場ではHuaweiをはじめ、自国メーカーの折りたたみスマートフォンが多数販売されており、競争は激しくなっています。その中で成功するには、ハードウェアとしての完成度に加え、ハイエンドモデルとして所有する価値を感じられることも重要になります。

折りたたみiPhoneは、ヒンジやディスプレイの完成度、iPadに近いソフトウェア体験に加え、Appleの最上位モデルとしての位置付けも備えることから、中国市場でも一定の人気を集めることが期待できると、ガーマン記者は述べています。

Source: Power On/Bloomberg

Photo: Apple Hub/Facebook

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