LG Displayが、Apple製品向けの低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)-OLEDディスプレイ製造ラインを新設することになったと、The Elecが報じています。
新ラインの稼働開始時期は2028年とされていることから、同年以降に発売されるiPhone向け有機EL(OLED)ディスプレイを製造する可能性があります。
製造規模を1.5倍に拡大へ
The Elecによると、LTPO-OLED製造ラインが新設されるのは、坡州工場のAP5製造ラインとのことです。今回のAP5製造ラインへの追加投資が完了した場合、ガラス基板ベースでの製造規模は、現在の月産約1万5,000枚から2万2,500枚へ増加する見通しです。
製造規模は現在の1.5倍になる計算です。稼働開始時期は2028年とされているため、2028年以降に発売されるiPhone向けOLEDディスプレイの供給に活用されると予想されます。
iPhone20周年モデルの技術にも関連?
2027年秋に発売されると噂のiPhone発売20周年モデルは、iPhone18 Proシリーズの後継に位置付けられる見込みです。モデル名については、20周年を記念してiPhone20もしくはiPhone XXになるとの予想もあります。
このモデルでは平面ディスプレイを採用しながら、表面ガラスで光を屈折させることで、画面が端まで続いているように見せる構造が噂されています。Apple Watch Series 7以降のディスプレイに似た仕組みを採用し、正面からベゼルが目立たない全画面表示のようなデザインになる可能性があります。
先行発注による原価削減とは異なる模様
AppleはDRAMやNANDフラッシュメモリの価格高騰による総部品原価の上昇に対応するため、OLEDディスプレイを大量に先行発注し、供給価格を引き下げるようサプライヤーと交渉しているとの報道がありました。
今回のLG Displayによる製造ライン拡張も、その動きに関連しているように見えます。ただし、新ラインの稼働開始は2028年とされているため、直近のiPhone18シリーズにおける部品原価削減を目的とした動きとは直接関係しない可能性が高そうです。
iPhone19eにLTPO OLED採用か
新ラインが2028年から稼働するのであれば、eモデルへのLTPO-OLED導入に備えた増産という可能性も考えられます。iPhone eモデルは、世代を重ねるごとに次のような進化を遂げることが予想されています。
- iPhone16e:初代モデル
- iPhone17e:MagSafeを搭載
- iPhone18e:Dynamic Islandを初採用
- iPhone19e:LTPO-OLEDを採用し最大120Hzのリフレッシュレートに対応
iPhone19eにLTPO OLEDが採用されれば、最大120Hzのリフレッシュレートや可変リフレッシュレートへの対応も期待できます。
Photo: Apple Hub/Facebook
