2026年第3四半期(7月〜9月)時点で、iPhone18 Proの256GBモデルの総部品原価(BOM)に占めるメモリの割合が、約34%に達するとの調査結果をTrendForceが伝えています。
iPhone17 Proの256GBモデルでは約10%だったことから、大幅に上昇することになります。この割合は今後も高まり、2027年上半期(1月〜6月)には40%を超える見通しです。
iPhone18 Proのメモリ原価比率
他の情報源からもたびたび報じられている通り、iPhone18 ProではDRAMやNANDフラッシュメモリの価格高騰が、総部品原価を押し上げる大きな要因になっています。
TrendForceは、iPhone18 Proの256GBモデルにおいてメモリが総部品原価に占める割合が、iPhone17 Proの同容量モデルより約38%上昇すると予測しています。
メモリ比率は10%から40%超へ
TrendForceの分析では、2025年第3四半期(7月〜9月)時点のiPhone17 Pro 256GBモデルでは、有機EL(OLED)ディスプレイが総部品原価の約16%を占め、メモリの割合は約10%にとどまっていました。
しかし、2026年第3四半期(7月〜9月)のiPhone18 Pro 256GBモデルでは、OLEDディスプレイの割合が約10%に低下する一方、メモリは約34%まで急上昇すると予測されています。
この傾向は今後も続くと予想されており、2027年上半期(1月〜6月)には、メモリが総部品原価に占める割合は40%を超える見通しです。
1TBモデルでは原価が約48,000円値上がりか
TrendForceは主に部品原価に占める割合を示していますが、先月のCounterpoint Researchの調査では、iPhone18 Pro Maxの1TBモデルにおける総部品原価の上昇幅(金額ベース)が示されていました。
iPhone18 Pro Maxの1TBモデルにおける総部品原価は約850ドル、日本円で約136,000円と試算されており、iPhone17 Pro Maxの1TBモデルにおける総部品原価である約550ドル、日本円で約88,000円から大幅に値上がりしていると報告されていました。
原価上昇の最大の要因はDRAMとNANDフラッシュメモリで、特に1TBモデルではNANDフラッシュメモリだけで250ドルを超えると予測されています。
TrendForceではDRAMとNANDフラッシュメモリをまとめて「メモリ」として扱っていると考えられ、両社の調査でもメモリ価格の高騰が原価上昇の主因という点は共通しています。
Counterpoint Researchの調査では、1TBモデルはNANDフラッシュメモリの搭載容量が大きいため、256GBモデルを対象とするTrendForceの分析よりもメモリの原価比率が高くなると考えられます。
平均3万円の値上げ予想も現実味
TrendForceの報告内容を踏まえても、iPhone18 Proシリーズが平均で税込30,000円程度値上げされるとの予想には、一定の現実味がありそうです。
税込30,000円はあくまでもシリーズ全体の平均値上げ額としての予想です。最小ストレージ容量となる256GBモデルについては、値上げ幅が税込20,000円程度に抑えられることに期待したいところです。
Photo: TrendForce, Counterpoint Research, Apple Hub/Facebook
