今年の折りたたみスマホ市場成長率は20%?Appleが牽引も高価格で減速か

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2026年の折りたたみスマートフォンの出荷台数は、Appleが市場に参入する効果により2025年と比べて20%増加するとの予測が示されています。20%という成長率は、2025年9月にOmdiaが予測した50%と比べて大幅に低い値です。

販売価格の高額化により、想定よりも市場の成長が鈍化するのかもしれません。

市場成長への期待感は低下か

サプライチェーン関連情報によると、Appleが折りたたみiPhoneを発売する効果もあり、2026年の折りたたみスマートフォン出荷台数は、前年比20%増になると予測されています。

20%という数値だけを見れば、市場は大きく拡大することになります。ただ、2025年9月時点の予測と比べると、市場成長への期待感は低下しているようにも見えます。

出荷台数予測はどう変化した

2025年9月18日付のOmdiaの予測では、2026年の折りたたみスマートフォン市場は前年比50%成長し、出荷台数は2025年の1,770万台から2,650万台へ増加するとされていました。

これに対し、直近では2026年の世界出荷台数が前年比20%増になるとの予測が示されています。Appleの折りたたみiPhone参入が、市場成長を牽引する要因になるとされています。

仮に2025年の出荷台数を1,770万台として20%増を単純計算した場合、2026年の出荷台数は約2,124万台となります。

高価格化が普及の足かせに?

2026年の折りたたみスマートフォン市場の成長率が、Omdiaの従来予測を大幅に下回るのであれば、その要因の1つとして販売価格の高額化が考えられます。折りたたみスマートフォンだけでなく、ストレート型スマートフォンでも価格上昇が相次いでいます。

もともと折りたたみスマートフォンは、ストレート型より販売価格が高く設定されています。同じ値上げ率であっても、金額ベースでは値上げ幅が大きくなりやすいのが特徴です。

折りたたみスマートフォン市場は、ストレート型と比べればまだ規模が小さく、これから本格的な普及期に入ることが期待されている段階です。購入を様子見しているユーザーにとって、販売価格の上昇が購入意欲を低下させる要因になることも考えられます。

値上げ前の水準には戻らないとの指摘も

スマートフォンだけでなく、タブレットやPCなどでも、DRAMやNANDフラッシュメモリの価格上昇が製品価格に影響しています。背景には、AIサーバー向けを中心としたメモリ需要の急増があり、供給不足が長期化するとの予測もあります。

需要と供給のバランスが改善したとしても、スマートフォン向けDRAMの供給が安定するだけで、上昇した卸価格が以前の水準まで戻らないとの見方もあります。

折りたたみスマートフォンは、ヒンジや大型の有機EL(OLED)ディスプレイなど高価な部品を多く搭載するだけに、こうした部品価格の上昇が続けば、普及価格帯への移行には時間がかかるかもしれません。

Photo: Apple Hub/Facebook, Omdia

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