iPhone向けDRAMも供給しているSamsungが、DRAMの卸価格を最大80%引き上げる方針を顧客に通知したと伝えられています。
AppleはSamsungとの間で、DRAMの供給数量と卸価格を巡る交渉を進めているとみられますが、値上げ通知が事実であれば、iPhone18 Proシリーズ向けの調達コストに与える影響は小さくありません。
発注数量の増加を材料に、卸価格の抑制を協議中との噂
Appleは、iPhone向けDRAMの総調達数の60%〜70%をSamsungから確保することを前提に、新たな長期供給契約の交渉を行っているとの噂があります。
調達数量を増やすことで供給の安定性を高める一方、交渉材料として卸価格の据え置き、または値上げ幅の抑制を求めている可能性があると考えられます。
交渉中もDRAM価格は上昇が続き、乖離拡大の懸念
こうした状況下で、Samsungが顧客向けのDRAM卸価格を最大80%値上げすると通知したという情報が浮上しました。
DRAM価格は昨年秋以降、上昇基調が続いているとされており、今回の値上げは「現在の卸価格」に対して、今後は最大80%上乗せされた価格が適用され得ることを意味します。
仮にこの動きが本格化すると、AppleとSamsungの交渉が妥結しておらず長期化している場合、Appleが望む調達価格とSamsungの提示価格の乖離が拡大し、合意形成が難しくなる懸念があります。
iPhone17eは影響限定の見方も、iPhone18 Proは回避が難しい可能性
DRAM価格高騰の影響を直近で受ける可能性があるのはiPhone17eですが、同モデルはすでに量産が始まっているとみられており、現状よりDRAM価格が低い局面で一定量を確保している可能性があります。
それでも販売価格の維持を狙い、Appleが
・自社設計チップの利幅を削る
・OLEDディスプレイの仕入れ価格の引き下げを交渉する
といった追加の原価抑制策を講じたとの噂もあります。
一方、現在のDRAM高騰が続く場合、秋に発売されるとみられるiPhone18 Proシリーズおよび折りたたみiPhoneへの影響はより大きくなると懸念されます。
特に上位モデルは搭載メモリ容量やストレージ構成がコストに直結しやすく、価格戦略の自由度が下がりやすいためです。
そのため、最小ストレージ容量モデルの販売価格は維持されるも、512GB以上のモデルは値上げされると予想する声もあります。
Photo:Apple Hub/Facebook
