Appleが現地時間8月24日、iOS27をはじめとする各OSの開発者向けベータ7を、前回のベータ6から約1週間で一斉に公開しました。iOS27では目玉となる新しいアシスタントSiri AIのテストも進められています。iOS27の正式版は今秋に公開される予定ですが、Siri AIについてAppleは年内に英語で提供すると案内しています。
6つのOSでベータ7を一斉公開
Appleが今回ベータ7を公開したのは、iPhone向けのiOS27を含む次の6つのOSです。
- iOS27
- iPadOS27
- macOS 27 Golden Gate
- watchOS27
- tvOS27
- visionOS27
Appleの開発者向けページでは、6つのOSすべてについて8月24日付でベータ7の公開が確認できます。対応するアカウントでベータアップデートを有効にしている場合、iPhoneやiPadでは「設定」アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」を開くことで入手できます。
Appleは7月にも各OSのベータ4を一斉公開しており、iOS27の開発者向けベータは今回で7回目となりました。iOS27の正式版は今秋に公開予定で、例年のスケジュールを踏まえると9月に登場する可能性が高いとみられます。
iOS27の目玉はSiri AI
iOS27の大きな新機能のひとつが、次世代のApple Intelligenceを基盤にしたSiri AIです。従来より自然な会話ができるほか、メッセージやメール、写真などに含まれる個人の文脈を理解し、画面に表示されている内容の認識や複数のアプリをまたいだ操作にも対応します。
iPhoneではDynamic IslandからSiri AIとの会話を始められるほか、過去のやり取りを確認できる専用のSiriアプリも追加されます。カメラアプリには「Siriモード」が加わり、Visual Intelligenceを使って目の前にあるものについて質問したり、その内容に応じた操作を実行したりできます。
Siri AIの処理では、端末上で動作するモデルに加えて、必要に応じてPrivate Cloud Computeも利用されます。ただし利用できる機能は端末によって異なり、Siri AIはApple Intelligenceに対応するiPhone15 Pro以降の機種で利用できる予定です。一部の高度なオンデバイス処理は、より新しいモデルに限られます。
Liquid Glassの透明度を調整可能に
iOS27では、昨年導入されたLiquid Glassのデザインにも改良が加えられています。新たに透明度を細かく調整できるスライダーが用意され、ユーザーの好みに合わせてLiquid Glassの見え方を変更できるようになります。
動作面にも改善が加えられており、アプリの起動や写真の読み込み、低電力モード時のカメラ起動、AirDropによる転送などの高速化が図られています。そのほか、iOS27では次のような新機能や変更も確認されています。
- 写真アプリでのキーワードや星評価
- メッセージアプリの機能強化
- FaceTimeのデュアルキャプチャ
- AirPodsのカスタムEQ
- Apple Payでのカード切り替えの改善
これらはベータ7で新たに追加された機能というより、これまでのiOS27ベータで確認されている変更点です。
導入は正式版を待つのが無難か
ベータ版は開発途中のソフトウェアで、不具合が発生したり、バッテリー消費が増えたり、普段使っているアプリが正常に動作しなくなったりする可能性があります。毎日の連絡や決済などに使っているメインのiPhoneであれば、現時点ではベータ版の導入を避け、正式版の公開を待つのが無難でしょう。
なお同じ8月24日には、macOS Tahoe 26.7とmacOS Sequoia 15.8について、それぞれ2回目となるリリースキャンディデート(RC)も公開されています。iOS27は今秋に一般公開される予定ですが、目玉となるSiri AIについてAppleは年内に英語で利用できるようになると案内しています。
