OpenAIは、2026年後半から2027年前半にかけて、同社初のハードウェアデバイスをリリースするとされています。Appleの元最高デザイン責任者ジョナサン・アイブ氏もデザインに関わると報じられており、期待感が高まるなか、AppleからOpenAIへの人材流出が止まらないと伝えられています。
今年すでに20人以上がAppleからOpenAIへ
サブスクリプションメディアThe Informationによれば、今年だけで20人以上のAppleのハードウェア人材がOpenAIに移籍したとのことです。これは昨年の約10人から倍増しています。
OpenAIはApple従業員を惹きつけるため、高額な報酬パッケージや100万ドルを超えるともいわれる株式付与を提示しており、さらにコラボレーション重視の労働環境も魅力とされています。
どのような人材が流出しているのか
今年AppleからOpenAIへと移籍した例として、15年間Appleに勤務し、iPhone6sで導入されたSiriの多色波形をデザインしたサイラス・ダニエル・イラニ氏や、Apple Watchのハードウェア開発を率いた上級幹部エリック・デ・ヨング氏などが挙げられます。
Apple従業員からのアプローチも増加
OpenAIが積極的にApple人材をリクルートしているのは事実ですが、Apple従業員が自らOpenAIにアプローチするケースも増えているとされます。Appleのハードウェアが緩やかな進化にとどまっていることにフラストレーションを抱く社員も多いようです。
ジョナサン・アイブ氏の下で「真に画期的なハードウェア開発」に携わりたいと考える人は少なくなく、今後OpenAIから登場するデバイスにますます注目が集まりそうです。
Source: The Information via MacRumors