折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)に搭載される有機EL(OLED)ディスプレイはSamsung Displayが全数を供給すると、韓国メディアBusiness Koreaが報じました。
Business Koreaはまた、iPhone Foldの予想販売価格も伝えています。
卸価格よりも品質を重視しSamsung Displayを選択
iPhone Fold向けOLEDディスプレイの唯一のサプライヤーとしてSamsung Displayが選定された理由についてBusiness Koreaは、卸価格以上に品質を重視するAppleの要求を満たしたのは同社しかなかったと説明しています。
iPhone Fold向けOLEDディスプレイを受注できたことは、折りたたみスマートフォン向けOLEDディスプレイ市場においてSamsung DisplayがBOEに奪われた市場を取り戻すことに繋がります。
iPhone Foldの年間販売台数が1,500万台に達すると予測
その好影響についてBusiness Koreaは、折りたたみスマートフォン向けOLEDディスプレイ市場における現時点でのSamsung Displayの市場シェアを約40%とし、これがiPhone Fold発売後に70%台に高まると予測しています。
わずか1機種への折りたたみスマートフォン向けOLEDディスプレイ供給だけでこれほどシェアが向上するのは、iPhone Foldの年間販売台数が1,500万台に達すると考えられているのが理由です。
iPhone Foldの予想販売価格は税込340,800円
iPhone Foldの予想販売価格についてBusiness Koreaは2,000ドルと記しており、これはBloombergのマーク・ガーマン記者の考えと同じです。
その場合、日本での販売価格は現在と同じ為替レートが適用されると仮定すると、税込340,800円になります。
メインディスプレイのカメラは埋込み型?パンチホール?
なお、iPhone Foldのメインディスプレイに搭載されるカメラは画面下埋込み型になると予想していたリーカーがそれを補足、Face ID機構は備えていないと伝えています。
この点は、アナリストのミンチー・クオ氏が予想していたTouch ID内蔵サイドボタン搭載に繋がるものです。
MacRumorsはこの投稿に関し、メインディスプレイのカメラはパンチホールデザインになるとの解釈を述べています。
Source:Business Korea, Digital Chat Station/Weibo via MacRumors
Photo:AppleInsider