Appleは2023年9月22日、iPhone15シリーズを発売しました。SIMフリー版はiPhone14シリーズと比較して5,000円~10,000円値上げされました。また、キャリア版は最も高いモデルが30万円の大台を突破しています。そこで、最も高価なドコモ版iPhone15 Pro Max(1TB)と同程度の金額で購入できる商品や利用可能なサービスを調べてみました。
様々な商品やサービスと比較
Appleが発売したiPhone15シリーズでは、iPhone14シリーズと比べてiPhone15/15 Plusが税込5,000円、iPhone15 Pro/15 Pro Maxが税込10,000円値上げされ、SIMフリー版で最も高いiPhone15 Pro Max(1TB)は249,800円になりました。
またキャリア版iPhoneでは、NTTドコモ版iPhone15 Pro Max(1TB)が最も高く、通常価格は305,910円となっています。
キャリア版では30万円の大台を突破したことを受け、30万円で他に何が買えるのか調査しました。
家電製品等
MacBook Pro
まずは、同じくApple製のMacBook Proと比較してみました。新型のM2 Proを搭載した14インチMacBook Proは288,800円(税込)から販売されています。
288,800円で購入可能なモデルのスペックは以下のとおりです。
- M2 Proチップ搭載
- 10コアCPU
- 16コアGPU
- 16GBユニファイドメモリ
- 512GB SSDストレージ
テレビ
大手ECサイト等で調べたところ、多くの液晶テレビが10万円~20万円程度で販売されていました。30万円あれば、4K対応の大型液晶テレビの購入も可能です。
例えばソニーのプレミアム4K液晶テレビ「X90L」シリーズの購入も可能で、ソニーの公式オンラインストアでは65インチモデルが297,000円で販売されています。
カメラ
カメラでは、ニコンが9月22日に予約販売受付を開始した最新のミラーレスカメラ、Zfのボディが299,200円となっています。なお、レンズキットは331,100円でした。
腕時計
腕時計では、ROLEX等はとても買えないものの、男性に人気のTAG HEUERの一部モデルは購入可能でした。
例えば フォーミュラ1シリーズの自動巻モデルが公式オンラインストアで280,500円で販売されています。
自動車・バイク
中古車
30万円あれば、中古車の購入も可能です。大手中古車サイトのグーネットで検索したところ、例えば軽自動車のアルト(2015年式・8.2万km)が諸費用込みで30万円で購入できます。
バイク
排気量が125ccや50cc未満のバイクであれば、iPhone15 Pro Max(1TB)より安く新車を購入できるモデルもあります。
ホンダが販売している110ccクラスのDio110はメーカー希望小売価格(税込)が217,800円~253,000円となっており、iPhone15 Pro Max(1TB)より低価格です。なお、運転するには、小型自動二輪運転免許の取得や保険への加入が必要となります。
サービス等
海外旅行
大手旅行会社JTBのWebページで調べたところ、価格重視のプランであれば、ハワイやグアム、シンガポール等への旅行プランが30万円以下で販売されていました。韓国や台湾等であれば、家族3人での渡航も可能と思われます。
なお、パスポートの取得費用や現地での食事等は含まれていません。
自動車学校
日々の生活や就職活動等で重要になる自動車運転免許の取得も可能と考え、合宿タイプの自動車学校の料金を調べました。
関東エリアでは、複数の自動車学校が30万円以下で教習を提供しており、例えば茨城県の土浦北インター自動車学校では、普通車ATコースの最安値が214,500円となっています。
番外編
番外編として、ドコモ版iPhone15 Pro Max(1TB)の販売価格305,910円は、何時間の労働と等価なのか、日本の最低賃金で計算しました。
最低賃金は都道府県ごとに異なり、厚生労働省が発表している全国加重平均額(2023年10月改定額)は時給1,004円となっています。
時給1,004円で働いた場合、305時間の労働で賃金306,220円を獲得可能です。所得税等を考慮しない場合、305時間の労働でドコモ版iPhone15 Pro Max(1TB)を購入することができそうです。
Source:Apple, ソニー, ニコン, TAG HEUER, ホンダ, JTB, 合宿免許, 厚生労働省
Photo:Apple, いらすとや
(seng)