iPhoneの出荷台数が大幅増、他社は減少〜製造と販売の両面でインドの重要性増加

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2023年第2四半期(4月〜6月)の、インドにおけるiPhoneの出荷台数が2022年第2四半期(4月〜6月)比で61.1%増加したと、DigiTimesが報告しました。
 
iPhone15とiPhone15 Plusは量産開始当初からインドでも製造されるとみられており、iPhone16シリーズ総製造台数の5分の1をインド製が占めると予想されています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 2023年第2四半期(4月〜6月)のインドにおけるiPhoneの出荷台数が前年同期比で61.1%増加した。
2. インドにおいて、ハイエンドスマートフォン市場が拡大しているのが追い風になっている。
3. iPhoneの製造と販売両面で、インドの重要性が増している。

インドにおけるスマートフォン市場の現状

2023年第2四半期(4月〜6月)にインドで最多出荷台数だったベンダーはVivoで、Appleの市場シェアは5.5%でした。
 
インドのスマートフォン市場においてシェア1位はSamsungでしたが、2023年第2四半期(4月〜6月)はVivoがその座を獲得しました。
 
また、Xiaomiの出荷台数は2022年第2四半期(4月〜6月)と比べて約40%も減少、メーカー別シェアも5位に後退しました。
 
こうした変化には、インドにおけるスマートフォンの売れ筋が変化したことが挙げられています。

ハイエンドスマートフォン販売台数増加がiPhoneに追い風

インドでこれまで主流だったローエンドスマートフォンの販売比率が70%から65%に減少、ミッドレンジは22%に変わらないながら、ハイエンドスマートフォンの販売比率が増加しました。
 
それに伴い、インドのハイエンドスマートフォン市場で人気が高いiPhoneの販売台数が増えたことになります
 
iPhoneのサプライヤー各社はインドでの生産規模を拡大していますが、販売市場としても重要性が増しています。
 
 
Source:DigiTimes
(FT729)

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