米航空大手、紛失した荷物についてのウソがAirTagからバレる

Belkin ベルキン「AirTag用ワイヤーケーブル付きセキュアホルダー」
 
米大手航空会社、ユナイテッド航空が紛失した荷物AirTagを使って追跡したところ、住宅街のゴミ捨て場にからのスーツケースがいくつも見つかった、と乗客の女性がTwitterに投稿しています。

住宅街のゴミ捨て場に放置された空っぽのスーツケース

米ワシントンD.C.在住のバレリー・シベラ氏(@vszyb)は、ユナイテッド航空が紛失した複数の荷物に入れていたAirTagで場所を確認したところ、1日以上にわたって住宅街のアパートにあることを発見しました。
 
シベラ氏がAirTagで追跡していると、荷物は時々移動してマクドナルドやショッピングセンターに行き、しばらくすると元のアパートに戻っています。荷物は車に積まれたままのようです。
 
AirTagが示す場所にシベラ氏が出向いてみると、住宅街のゴミ捨て場に、ユナイテッド航空の乗客のものと見られる複数の荷物が、中身が空の状態で放置されているのを発見したそうです。
 


 

ユナイテッド航空は「荷物は配送センターに保管」と嘘の説明

シベラ氏がユナイテッド航空にチャットで問い合わせると、ユナイテッド航空の担当者はAirTagが荷物の場所を示しているという説明を受け入れませんでした。担当者はシベラ氏に「落ち着いてください」と言い、荷物は配送センターに保管されている、手元に届けるので心配しなくて良い、と伝えました。
 
しかし、シベラ氏がユナイテッド航空に、荷物の紛失への対応ポリシーを送るよう求めたところ、ユナイテッド航空からの返信が途絶えたそうです。
 


 

AirTagのおかげで荷物発見との報告多数

飛行機で行方不明になった荷物が、AirTagで発見された事例はこれまでも何度か報告されています。

 
ドイツのルフトハンザ航空は、AirTagに入っているボタン型電池が危険物にあたるとして機内預入荷物へのAirTagの装着を一時禁止していましたが、その後、AirTagの使用を認めています
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Belkin
(hato)

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