iOS16のRoomPlan APIを使って室内の家具を一気に入れ替える映像

Shopify iOS16 RoomPlan API デモ
 
iOS16で利用可能になる「RoomPlan」APIを使って、iPhoneで3Dスキャンした室内にある家具を消すデモ映像が公開されました。全ての家具を一気に消すだけでなく、選択した家具だけを消すことも可能です。

iOS16では3Dスキャンが簡単に

iOS16では、LiDARスキャナ付きiPhoneやiPad Proで室内をスキャンすることで、3D見取り図を簡単に作成できるRoomPlan」APIが動作します。
 
Shopifyの拡張現実(AR)/仮想現実(VR)エンジニア、ルース・マシュマイヤー氏が、 RoomPlan APIを使ったデモンストレーションの動画を公開しています。
 
ディスプレイやスピーカーの乗った机、椅子、観葉植物が置かれ、窓にはカーテンのかかった部屋をスキャンします。
 

 
一瞬で、何もない部屋に変わってしまいました。壁に取り付けられていたエアコンも含めて、完全に消えています。ゼロから部屋の配置を検討するのに役立ちそうです。
 

 


 
家具は、種類だけでなく大きさ、向きも含めて認識されます。
 


 
個別の家具を選んで消すことができます。
 


 
カウチソファだけを入れ替えるなど、買い替えを検討する際に便利そうです。
 


 

LiDARとカメラを同時に利用してテクスチャ情報も取得

マシュマイヤー氏は、RoomPlan APIで出力される3Dデータには壁やドアなどのテクスチャ情報が含まれないため、LiDARスキャナでのスキャンと同時にカメラとSceneKitを使って映像を読み込むことでテクスチャ情報を生成することにした、と開発の苦労も語っています。
 


 

iOS16正式版は今秋公開予定

iOS16は、現在開発者向けベータと登録ユーザー向けパブリックベータがリリースされており、一般ユーザー向けの正式版は今秋に公開される予定です。

 
 
Source:Russ Maschmeyer(@StrangeNative)/Twitter via 9to5Mac
(hato)

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