9to5Googleが、Google Pixel 6 Proに搭載される予定だった顔認証機能は、提供時期が延期されたと報じました。
顔認証機能提供時期を延期
Google Pixel 6シリーズでの顔認証機能搭載の可能性は、2021年11月に発見された内部コード、同年12月のAndroid 12Lのソースコードにそれらしい記述があることから取り上げられていました。
また、何らかのバグなのか、Google Pixel 6 Proのロック解除方法の選択画面で「顔認証でロック解除」が表示されたとRedditユーザーが報告していました。
フロントカメラの違いにより、対応機種はProのみ
9to5Googleによれば、GoogleはGoogle Pixel 6 Proにおいて顔認証機能提供時期を延期した模様です。
同メディアは、Google Pixel 6 Proだけが顔認証に対応するとし、Google Pixel 6との違いをフロントカメラの撮影範囲と説明しています。
Google Pixel 6シリーズには、赤外線カメラやドットプロジェクター、イルミネーターなどが搭載されていないことから、フロントカメラのみで顔認証を実現すると予想されています。
その場合、Google Pixel 6 Proは94度の撮影範囲を持つのに対し、Google Pixel 6は84度にとどまり、認識範囲が狭いと指摘しています。
フロントカメラのみで顔認証機能に対応できる理由について9to5Googleは、Tensorの処理性能と画像処理技術により、ユーザーの顔を正確に認識できるようになった点を挙げています。
7月以降に実現する可能性は残っている？
9to5Googleは延期された顔認証機能の提供時期について、2022年第3四半期（7月〜9月）を目標に開発しているとの情報もあると伝えています。
Source: 9to5Google
(FT729)