無料の大人気Webゲーム「Wordle」米紙NYTが1億円以上の金額で買収

Wordle
 
大人気を博しているシンプルな英単語当てゲーム「Wordle」を、米有力紙The New York Times(NYT)が買収することが発表されました。買収額は少なくとも1億円です。ゲームは当面、無料で誰でもプレイ可能です。

シンプルなWebゲームを米有力紙が買収

Wordle」は、5つのアルファベットからなる英単語を6回以内に当てる、というWebブラウザ上でプレイできるシンプルなゲームで、1日に1回だけプレイできます。2021年10月に公開され、2カ月後には1日に約30万人がプレイする人気を呼んでいます。
 
The New York Times(NYT)は「Wordle」について、シンプルな画面構成とルール、短時間でプレイできる手軽さを高く評価し、買収したことを発表しました。
 
「Wordle」は当面の間、現在と同じく無料で誰でもプレイできます。今後、同紙の購読者向けコンテンツに組み込まれるのではないか、と米メディア9to5Macは指摘しています。

買収額は1億円以上

The New York Timesは買収額を非公開としながらも「7桁前半」と明かしており、最低でも100万ドル(約1億1,500万円)の買収であることを認めています。
 
「Wordle」をパートナーのために開発したジョシュ・ワードル氏は、クロスワードパズルが人気コンテンツとなっているアメリカの新聞の中でも、NYTのゲームのクオリティと読者を楽しませる姿勢には感銘を受けていたそうで、WordleがNYTの一部となることでゲームの世界への案内役になることに喜びを感じている、とコメントしています。
 


 

偽アプリ騒動や、思いがけずヒットに恵まれた開発者の行動も話題に

「Wordle」の人気に便乗した偽アプリがApp Storeに大量発生し、Appleが偽アプリを一掃したことでも話題となりました。
 
また、5年前に公開して放置していたゲームアプリが注目を集めた開発者がアプリによる収益を全額寄付すると表明し、「Wordle」のワードル氏も賛辞を送っています。
 
 
Source:The New York Times via 9to5Mac
Photo:Wordle
(hato)

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