iPhone13シリーズレンズサプライヤー、材料不足で8Pレンズ発売時期が延期

iPhone13_EAP0704_6
 
台湾メディア経済日報が、iPhone13シリーズレンズを供給する台湾LARGAN Precision(大立光)の2021年8月の業績を報じました。同社の先月の業績は好調ながら、材料不足の影響を受けて新製品の投入時期が延期されたようです。

iPhone13シリーズ発売で好調な業績続く見通し

LARGAN Precisionの2021年8月の連結売上高は40億1,200万台湾ドル(約159億円)で、7月比6%増ながら、前年同期比では20%減、2021年1月〜8月の通期売上高は前年同期比16%減の297億4,500万台湾ドル(約1,181億円)でした。
 
同社の最高経営責任者(CEO)である林恩平氏は、「早ければ9月末にはフル生産体制になる」と述べ、売上高増に自信を示しています。
 
LARGAN PrecisionはiPhoneシリーズ用レンズの主要サプライヤーであることから、iPhone13シリーズ発売による好影響を受けると予想されています。

新型高性能レンズの発売時期が延期

林恩平氏は、LARGAN Precisionは材料不足の影響を受けていることで納期が遅れ、一部製品が在庫切れになっていると述べています。
 
同社は2021年第4四半期(10月〜12月)に現行製品よりも高性能な8Pレンズ(プラスチックレンズ8枚構成)を発売予定でしたが、材料不足の影響により2022年に延期されました。
 
iPhone用高性能レンズの供給を巡って、中国Sunny Opticalの参入が噂されていることから、受注合戦が激化することも予想されます。
 
 
Source:経済日報
Photo:EverythingApplePro E A P/YouTube
(FT729)

モバイルバージョンを終了