iPhone13シリーズ販売価格への影響は?TSMCの製造プロセス別値上げ幅の情報

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中国メディアMyDriversが、TSMCが顧客各社に通達したとされる半導体の値上げについて、製造プロセスごとの値上げ幅と、iPhone13シリーズの販売価格への影響を報じています。

製造プロセスごとの値上げ幅

MyDriversによれば、TSMCから顧客各社への半導体の値上げ幅は、7nmプロセスより微細化したプロセスで製造されるもの(5nmプロセスや5nm+プロセスなど)で10%〜15%、7nmを含めそこまで微細化していないプロセスで製造されるものは20%とのことです。
 
この値上げにより、iPhone13シリーズの販売価格へ影響がおよぶのではないかと懸念されています。

各部品の単価、Appleのリスク管理体制は?

しかし、これについてMyDriversは、iPhone13シリーズに搭載されるA15チップは量産中であり、値上げ時期から考えても直ちに影響が出ることはないと予想しています。
 
また、Appleは部品単価を含めてリスク管理体制がしっかりしていると同メディアは指摘、過去にメモリチップが値上げされた際に販売価格に転嫁されることはなかったと伝えています。
 
iPhone12の場合、各部品の単価は、A14 Bionicが約40ドル(約4,400円)、メモリ(RAM)が12.8ドル(約1,400円)、フラッシュメモリが19.2ドル(約2,100円)と報告されていました。
 
 
Source:MyDrivers
Photo:Apple Hub/Facebook
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