新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種に関するAppleの従業員ガイドラインの内容が明らかになりました。同資料によれば、Appleは一部の従業員に対し、ワクチン接種状況の報告を求めているとのことです。
ワクチンを摂取していない従業員には追加の感染対策も
米メディアThe Vergeのゾーイ・シファー氏(@ZoeSchiffer)によると、Appleのワクチン接種ガイドラインは、より多くの従業員のオフィス復帰を実現させるためのものであるとのことです。従業員のワクチン接種状況を確認することで、感染の拡大を最小限にとどめるのがねらいとされています。
シファー氏いわく、ガイドラインには以下のように記載されているとのことです。
Appleは、特定の場所で働くチームメンバーに、現在のワクチン接種状況を共有するよう求めています。接種を完了しているか、接種途中なのか、接種していないか、共有したくないかを内密に伝えることができます。
特筆すべきは、Appleは本社施設に入る従業員に対してワクチン接種を義務化していないということです。ワクチン接種を受けていないもしくは接種状況を明かしたくない従業員には、追加の感染対策が施される可能性が指摘されているのみです。
ワクチン接種の状況を提供していただけない場合、接種していないとみなされます。(中略)ワクチン接種が完了しておらず、Appleの建物内で作業する場合、追加の安全衛生プロトコルが適用される場合があります。
ガイドラインが実際に適用されているかは不明
今回流出したAppleのワクチン接種に関するガイドラインが、実際に社内で適用されているかは定かでありません。
Appleはオフィス復帰する従業員にワクチン接種を義務化することを検討している、と先日米CNBCの技術系特派員が伝えたばかりです。
なお、AppleはCOVID-19の変異種への感染が拡大していることを受け、米国内の一部のApple Storeでマスク着用を再び義務化しています。
Source:@ZoeSchiffer/Twitter via AppleInsider
Photo:Travis Wise/Flickr
(lexi)