Google、日本のスマホ決済事業を買収、買収額は100億円規模か

プリン
 
Googleが日本のスマホ決済サービスのプリン(pring)を買収することが判明しました。プリンの一部既存株主が7月13日、Goolgeに全株式を売却することを決定したと相次いで発表しています。

Googleがスマホ決済市場に参入

プリン株式の約45%を保有するフィンテック企業メタップスは7月13日、保有するプリンの全株式をGoogleに売却することを決定したと発表しました。売却額は約49億円だとしています。
 
また、同じくプリンの株式約23%を保有するミロク情報サービスや、約19%を保有する日本ガスもGoogleへのプリン株式の売却を発表し、それぞれ10億円以上の利益を計上すると表明しています。
 
プリン株式の約45%を保有するメタップスの売却額が約49億円であることから、仮に全ての既存株主が1株当たり同一の価格で売却したと想定すると、Googleの買収額は100億円規模の可能性があります。
 
プリンは、店舗でのQRコード決済や個人間での送金が可能なスマートフォンアプリを提供するとともに、法人から個人への送金サービスも実施しています。
 
今後、Googleが日本のスマホ決済事業に本格参入することが推察され、PayPay等の既存事業者との競争が激化することになりそうです。
 
日経新聞は7月8日、Googleがプリンの全株式を買収し、日本のスマホ決済事業への参入を計画していると報じていました。
 
メタップスは、プリン株式の売却について「Googleとのパートナーシップにより、プリンの事業展開が加速し、成長に繋がると確信している」とコメントしています。
 

 
 
Source:メタップス(PDF), ミロク情報サービス(PDF), 日本ガス(PDF) via 時事通信
(seng)

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