Zoom、リアルタイム翻訳機能に投資〜新興企業を買収

Zoom headquarters in Silicon Valley
 
Zoomが、リアルタイムでの機械翻訳(MT)の新興企業、Karlsruhe Information Technology Solutions(Kites)を買収することで合意したことを明らかにしました。同社は人気のWeb会議システムに、リアルタイム翻訳機能を導入しようと考えているようです。

KitesがZoom傘下に

2015年に12人の科学者によって創設された、リアルタイム翻訳機能を開発するKitesがZoom傘下に入りました。Zoomは今回の買収により、同一言語を話せなくても、人々がZoomでの会話を楽しめるよう、多言語翻訳機能を開発する計画をさらに進める意向です。
 
Zoomは英語については、話し言葉をリアルタイムでテキスト化する機能(字幕として画面に表示される)を提供しています。今後はこれを多言語対応とするとともに、リアルタイムで翻訳し、テキスト化できるようにするとのことです。

相手が話す言語を気にせずZoom会議が楽しめる

つまり、日本語を話すユーザーが英語を話すユーザーとZoomで会話する場合、日本語ユーザー側には英語ユーザーの発言が日本語字幕で表示され、英語ユーザー側には日本語ユーザーの発言が英語字幕で表示される、といった具合です。
 
リアルタイム翻訳機能が実現すれば、相手が話す言語を気にせず、世界中のいろいろな言語を話す人々とZoomでビデオ会議ができるようになります。
 
ZoomのiOSとMacアプリは、iPad Pro(第5世代)において「センターフレーム」機能に対応したほか、最新バージョン5.7.0ではカスタムビデオフィルターなどの新機能が追加されたばかりです。

 
 
Source:Zoom via 9to5Mac
(lunatic)

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