中国のAppleボイコットでiPhoneの売上台数が下がる?

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米中間の貿易戦争が激しさを増していますが、中国国内のユーザーはApple製品をボイコットし、中国モバイルブランドの製品を代わりに購入するだろう、とCitiのアナリストが推測しています。

中国ユーザーは自国ブランドを好んで購入するようになる?

Citiの計算によれば、Appleの中国国内の売上は、全体の売上の18%を占めているとのことですが、米中間の貿易戦争の影響により売上が半減する可能性が指摘されています。
 
「我々は先を見越してiPhoneの売上台数を少なく見積もっている。米中間の貿易戦争でAppleのiPhoneの需要が減退し、中国ユーザーは自国ブランドを好んで購入するようになると見込まれるからだ」と、Citiのアナリストはコメントしています。

シェアを伸ばすAndroidブランドも

米中間の貿易戦争の影響により、Appleの中国国内のシェアは最高で5%にとどまる、とCitiのアナリストは予測しています。
 
一方で、SamsungなどのHuawei以外のAndroidブランドがよりシェアを伸ばす可能性が高いともいわれています。

Huaweiは部品不足に?

JP Morganのアナリストらによると、Huaweiが直面している最大の問題は「部品不足」であり、米企業の部品・ソフトウェアなしのスマホ製造へのシフトは容易ではないことが伺えます。
 
Huaweiの創業者で最高経営責任者(CEO)の任正非(じん せいひ)氏は、先日Bloomberg TVのインタビューに出演し、米中間の貿易戦争の結果、中国政府がAppleへ報復に出た場合は真っ先に反対する、と述べています。
 
 
Source:Business Insider
(lexi)

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