Samsungは5日、2018年第3四半期(7~9月)の決算見通しを発表し、営業利益が過去最高となる公算が大きいことを明らかにしました。
前年同期比で20%増
Samsungが公開したレポートによると、2018年第3四半期の売り上げは64兆~66兆ウォン(約6兆4,400億~6兆6,600億円)、営業利益は17兆4,000億~17兆6,000億ウォン(約1兆7,400億~1兆7,600億円)の範囲となるようです。
仮に同社の見通しが正しければ、売り上げベースでは前年同期比で20%、営業利益ベースでは15%の大幅な成長となる見込みです。
内訳は手放しで喜べない
ただし、これは決してスマートフォン部門が好調であることを意味してはいません。
Samsungがフラッグシップモデルとして2018年にリリースしたGalaxy S9は不調が指摘されており、モバイル部門の抜本的な戦略見直しの主因になったとも考えられています。
また、今後もこの勢いが続くというわけでもなさそうです。
営業利益の80%はチップ部門が稼ぎ出していますが、ここ数年高騰を続けてきたNANDチップやDRAMチップの価格下落が見込まれているため、「業績はピークを迎えたようだ(未来アセット大宇証券)」という指摘も出ています。
Source:Samsung,Reuters
(kihachi)