アメリカ人の多くはスマホでワールドカップを見ている


 
アメリカではFIFAワールドカップの影響で、試合をライブで視聴するのに必要な、スマートフォンアプリのダウンロード数が急増しています。

5大ライブTVアプリのダウンロード数が77%増に

アメリカでは野球、バスケットボール、アメリカン・フットボール、アイスホッケーに比べると、サッカー人気は正直あまり高くありません。特に今回はアメリカ代表が予選で敗退、出場を果たせなかったこともあり、米国在住の筆者の周辺では、W杯はほとんど話題に上らないのが現状です。
 
しかし調査会社Sensor Towerによれば、ワールドカップの放映が始まった最初の週における主要なライブTVアプリの新規ダウンロード数は、アメリカにおいて77%も上昇しました。
 
6月14日から20日の期間中、DirecTV NOW、fuboTV、Hulu、Sling TV、YouTube TVの主要5アプリのダウンロード数は、AppleのApp StoreとGoogle Playを合わせると125万回に達しました。その前の3週間における週平均が70万6,000回であったことを考えると、どれだけ増加しているかがわかります。
 

テレビ系アプリのダウンロード数も急増

またSensor Towerのデータから、W杯の試合を中継している2つの主要TVネットワークのアプリも、新規ダウンロード数が急増したことがわかっています。
 
英語での放送権を獲得しているFOX Sportsのスマホ用アプリの新規ダウンロード数は、W杯開催の初週に約120万回となり、それまでの週平均1万2,600回から急増しました。
 
一方、アメリカにおいてスペイン語放送を提供するTelemundo Deportes En Vivoの6月14日から20日における新規ダウンロード数は、それ以前が週平均5,400回だったのが、同週には2,400万回まで跳ね上がっています。これは特に、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めたメキシコ出身の人々が、米国内に多く在住しているためと見てよさそうです。

 
 
Source:Sensor Tower via Cult of Mac
(lunatic)

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