iOSのシェア、日本と英語圏の国々で高い傾向

DeviceAtlas モバイルOSシェア
 
2018年第1四半期(1〜3月)の世界各国におけるモバイルOSのシェアを比較すると、iOSは、日本とアメリカやイギリスなど英語圏の国々でシェアが高いことが分かりました。

世界のモバイルトラフィックを分析

DeviceAtlasが、世界のモバイル端末からのトラフィックを分析したレポートを発表しました。
 

 
iOSとAndroidのシェアを国別に比較すると、iOSのシェアが高かったのは、日本のほか、オーストラリア、カナダ、イギリス、アメリカといった英語圏の国々でした。なお、スウェーデンはiOSがわずかに上回りました。
 
一方、Androidのシェアが高かったのは、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エジプト、フランス、ドイツ、インド、イタリア、マレーシア、ナイジェリア、ポーランド、ロシア、南アフリカ、スペインでした。

iOSがシェアを伸ばしたのはエジプト、コロンビア、アイルランド、カナダ

国別にシェアの増減を見ると、2017年と比べてiOSが大きくシェアを伸ばしたのはエジプト(+10.6%)、コロンビア(+8.4%)、アイルランド(+4.8%)、カナダ(+3.9%)でした。
 
逆に、Androidはマレーシア(+13.6%)で大きくシェアを伸ばしています。
 

 
なお、インドでは、低価格端末向けに設計されたLinuxベースのモバイルOSである「KaiOS」の人気が高まっており、iOS(-1.4%)、Android(-11.4%)ともにシェアを落としています。

フィーチャーフォンが優勢のインド

DeviceAtlasは、世界各国においてフィーチャーフォンが一定の割合で利用されているものの、インドにおいてその割合は特に高い、と指摘しています。
 
同社によると、世界のフィーチャーフォンからのトラフィックのうち、77%はインドからのアクセスで、その上位はKaiOSが動作する、2.4インチディスプレイ搭載の端末が占めていたそうです。

 
 
Source:DeviceAtlas via AppleInsider
(hato)

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