iFixitが新iPad(第6世代)を分解〜中身は第5世代とほぼ同じ

iFixit iPad 9.7
 
分解レポートでお馴染みのiFixitが、発売されたばかりの新iPad(第6世代)を早速分解、詳細な報告書を公開しています。

ロジックボードに違い

新9.7インチiPadは前モデルと比べ、公開されているスペックを見る限り、A10 Fusionチップを搭載している点とApple Pencilに対応していること以外の違いはありません。
 
iFixitが第6世代iPadを分解したところ、やはり最大の違いはロジックボードで、A10 FusionチップとBroadcom製のタッチスクリーンコントローラチップ(BCM15900B0)2個を搭載している点でした。A10 FusionチップはiPhone7/7 Plusが搭載しているのと同じものです。
 
また2個のタッチスクリーンコントローラチップは、iPad Pro(10.5インチおよび12.9インチ)が搭載しているのと同一で、iFixitは、新9.7インチiPadをApple Pencil対応とするために、これらチップを搭載したのではないかと推測しています(新iPadが登場する前はApple Pencilに対応しているのはiPad Proのみでした)。
 

バッテリーは第5世代iPadと同一

バッテリーは容量(32.9Wh)が同じというだけでなく、モデル番号(A1484)も第5世代と一致しています。つまり同じバッテリーが使用されているということです。
 
ただし第5世代iPadと同様、周辺部品がほとんどすべて糊付けされているため、バッテリー交換は難しいとのことです。iFixitによれば、歴代iPadの中でバッテリーを簡単に取り出すことができたのは、12.9インチiPad Proだけです。
 

修理しやすさのスコアは10点中2点

カバーガラスとデジタイザーさえ外せば液晶パネルを簡単に取り外せる点以外は、第6世代iPadの修理は非常に難しいとして、iFixitは修理しやすさスコアを10点満点中2点(10点がもっとも修理しやすい)と評価しています。
 

分解の様子を撮影した動画も公開されているので、こちらからご覧ください。
 

 
 
Source:iFixit
(lunatic)

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