アイルランド、Appleへの追徴税の受取仲介者にBNYメロンを選択

BNY_Mellon
 
Appleは、アイルランドに対して最大150億ユーロ(約1.97兆円)追徴課税支払いを欧州委員会から命じられていますが、その仲介となるエスクロー勘定の管理に、アメリカの大手銀行であるBNYメロン(バンク・オブ・ニューヨーク・メロン)を選択したことがわかりました。

エスクロー勘定はBNYメロンが管理

欧州委員会は2016年8月、Appleはアイルランドから不当な法人税率待遇を受けていたとして、同国にAppleへの追加徴税を命じました。
 
Appleとアイルランドの両者は、この決定は不当と訴えていますが、状況は次第にアイルランドが追加徴税を敢行する方向へと向かっています。
 
先月末には、アイルランド歳入委員会のナイル・コディ委員長が、Appleへの追徴税の最終支払い請求額の見積もりを発表するに至っており、Appleは、2018年第2四半期から第3四半期にかけて滞納税の支払いを行なうとみられています。
 
そして7日、アイルランドが追徴税受取の際のエスクロー勘定の管理者としてBNYメロンを選択したと報道されました。
 
歳入委員会は、数週間以内にもエスクロー勘定の業務委託契約をまとめると発表しています。
 
 
Source:Reuters
Photo:David Fulmer/Flickr
(lexi)

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