Amazonが「並ばない、会計しない、レジもない」をモットーに準備を進めてきた完全自動化スーパーマーケット「Amazon Go」の第1号店が、現地時間1月22日にアメリカ・シアトルにあるAmazonの新本社内にオープンします。当初の予定より、約1年遅れでの開店となります。
最初にスマホのアプリをスキャンするだけ
Amazonが約5年前から構想を温めてきたAmazon Goの内部は、普通のスーパーマーケットと変わりません。しかし店内に会計をするためのレジはなく、代わりにスマートフォンをスキャンするための、駅の改札口のような設備が設置されています。
店に入ったら、まずこの「改札口」でスマートフォンにダウンロードしたAmazon Goのアプリをスキャンします。あとは欲しいものを買い物かごに入れ、買い物が済んだら店から出るだけ。レジに並んで会計を済ます必要はありません。
顧客が何を手に取り、何を買い物かごに入れ、何を棚に戻したかは店内に設置された3Dカメラなどで自動的に探知され、アプリのバーチャルショッピングカートに反映されます。店を出た時点で、購入したものの合計金額が計算され、アカウントに課金されるという仕組みです。
将来的には無人化を考えているようですが、今のところ、顧客を手助けする従業員が待機しています。
#AmazonGo opens on Monday, January 22 in Seattle. Get the app to enter the store. See you soon! https://t.co/jt7quQ4rke pic.twitter.com/shIyrifZyk
— Amazon.com (@amazon) 2018年1月21日
当面Whole Foodsへの導入予定はない
Amazonは買収により、オーガニック食品を中心に扱う高級スーパーマーケットチェーン店Whole Foodsを昨年傘下に収めていますが、現時点ではWhole Foodsの各店舗にAmazon Goと同様の自動化技術を導入する計画はないとのことです。
Source:CNBC
(lunatic)