イギリス・エセックスにあるカレッジを訪れたAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、ソーシャルメディアがiPhoneの使い過ぎの原因になっていることをほのめかす発言をしたと報じられています。
テクノロジーの使い過ぎはやっぱり良くない
ヨーロッパには、AppleのEveryone Can Code(誰でもプログラミングはできる)イニシアティブによって作成されたカリキュラムを導入している施設が70ありますが、その中の一つであるイギリス・エセックスの継続教育機関、ハーロウ・カレッジをクックCEOが訪問しました。
クックCEOは、テクノロジーの使い過ぎは良くないと主張し、「ずっと触っていては成功にはつながらない」との意見を述べました。
昨年、イギリス・オックスフォードのイベントに登場した際も、クックCEOは、「Apple製品が使われ過ぎるのは好きではない」とコメントしましたが、今年に入ってもその主張に変化はないようです。
子供たちを大切に考えていることを強調
今年57歳になるクックCEOは、「私には子供がいないが、口を出せる甥はいて、私が許さないことがいくつかある。ソーシャルネットワーキングはやってほしくない」と、自分の甥にはFacebookなどのソーシャルメディアをやらせない主義であることを明らかにしました。
Appleは、今月に入って大株主からApple製品の過剰使用が子供たちにもたらす悪影響に対して対応するよう要請されており、クックCEOの発言は、ソーシャルメディアがスマートフォンの使い過ぎの原因の一つであるという示唆とも受け取ることができると米テック系情報サイトVentureBeatは推測しています。
Source:The Guardian via VentureBeat
Photo:Austin Community College/Flickr
(lexi)