Appleが2018年初頭の発売を予告しているスマートスピーカー、HomePodがアメリカの連邦通信委員会（FCC）の認証を取得しました。近日中に発売されるとみられます。
iPhone Xは発売1カ月前に認証取得
HomePodがFCCの認証を取得したことから、発売時期が近いことを示している、と米メディアMacRumosなどが報じています。
連邦通信委員会（FCC）は、アメリカの放送や通信を監督する行政機関であり、同国内で販売される、Wi-FiやBluetoothを含む通信用の電波を使用する機器は全て、FCCの認証を取得する必要があります。
最近の事例では、11月3日に発売されたiPhone XがFCCの認証を取得したのは、10月4日と1カ月前であり、HomePodも発売が近いとみられます。
先日、アナリストが2月中のHomePod発売を予測しているほか、HomePodの組み立てを担当するサプライヤーのInventecが100万台を出荷した、とも報じられています。
12月から延期された発売時期、日本での発売時期は不明
HomePodは2017年6月の世界開発者会議WWDC 17で、2017年12月の発売予定として発表されましたが、その後、「2018年初頭」に延期されていました。
なおHomePodは当初、アメリカ、イギリス、オーストラリアで発売されると案内されていますが、日本を含むその他の地域での発売予定については情報がありません。
生活に密着、アメリカで普及が進むスマートスピーカー
アメリカの公共放送局NPRが実施した調査によると、米国内の18歳以上の消費者の16％がすでにスマートスピーカーを所有しており、所有者の65％が「スマートスピーカーのない生活には戻れない」と回答するほど、生活に密着したデバイスとなっています。
2018年のテクノロジー業界で最も成長が期待されるスマートスピーカー市場で、先行するAmazonとGoogleをAppleがどう追撃するか、関心を集めることとなりそうです。
Source:MacRumors
(hato)