Apple TV 4Kを分解〜ファン大型化と通気口で冷却効率アップ

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iPhoneやMacBookなどさまざまな電子製品の分解レポートで知られるiFIxitが、先日発売となったApple TV 4Kを分解、内部の詳細を報告しています。

ファン大型化などで熱を効率よく逃がす設計に

Apple TV 4Kが64ビットのA10X Fusionチップを採用していることは発表されていますが、分解の結果、合計3GBのLPDDR4 RAMを搭載していることがわかりました。前世代のApple TVの2GBから1GBのアップです。
 

 
またApple TV 4Kでは、大型化した新しいファンとヒートシンク/ヒートシンクシールドを一体化、さらに底面のデザインを一新して通気口を設けることによって、冷却効率を向上させています。これは新モデルが高性能チップを搭載し、4K動画の再生や3Dゲームに対応するため、これまでのApple TVよりも熱を持ちやすくなっているためとみていいでしょう。なお冷却ファンは簡単に交換できる設計になっていました。
 

底面を外すと登場する大型ファン。交換も可能。


 

左が第4世代Apple TV、右がApple TV 4Kの底面。通気口が設けられているのがわかる。

修理しやすさは8点

これは分解前からわかっていることですが、ポートについてはギガビットEthernetが復活し、USB-Cポート(サービスおよびサポート用)がなくなった以外は、大きな変更はありません。
 
iFixitはApple TV 4Kの修理しやすさについて、10点中8点(10点が最も修理しやすい)と評価しています。
 
 
Source:iFixit
(lunatic)

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