Apple Watch Series 3のサファイアは純度に問題あり?

apple watch サファイヤクリスタル
 
Apple Watch Series 3には、ケースに使われている素材で大まかに3種類のグレードが存在します。1つがケースがアルミニウム製のモデル、もう2つがステンレススチール製とセラミック製のモデルです。
 
そしてディスプレイの素材は2種類あり、ケースがアルミニウム製のモデルは、ディスプレイに強化ガラス(Ion-Xガラス)が用いられている一方、ステンレススチールやセラミックは、ディスプレイがサファイアクリスタルとなります。一般的にサファイアクリスタルは傷つきにくいと言われていますが、実際にどのくらいの硬度を持つのでしょうか。

サファイアなのに硬度が違う?

ユーチューバーのJerryRigEverythingが行った実験は、Apple Watch Series 3と、300ドル(約3万3,000円)ほどで購入できるTissotの時計との比較です。ともにディスプレイにサファイヤクリスタルを搭載しているモデルです。
 


 
釘や針金程度では傷をつけられないので、実験にはモース硬度基準のピックを使います。モース硬度は数値が大きければ大きいほど硬いことを示し、一般的に「数字が大きい物質は小さい物質から傷を付けられない」とされており、ダイヤモンドは硬度10、サファイアは硬度8〜9と言われています。
 

 
しかし、実際に実験を始めると、硬度6のピックを使用した時点で薄い傷がついてしまいました。一方でTissotは無事です。この結果には「サファイアはもっと硬度があるはずだ」と、JerryRigEverythingも驚きを隠せません。
 

 
結局、Tissotが傷ついたのは硬度8のピックを用いた時でした。サファイアのモース硬度は8なので、硬度8のピックを使って傷がつくのは不思議ではありません。
 

 
こうしたことから、JerryRigEverythingは「Apple Watch Series 3はサファイアを使っているものの、Tissotに比べて純度が高くはない」と結論づけています。もちろん、通常の強化ガラスモデルに比べれば、サファイアクリスタルを用いたモデルが傷に強いことは言うまでもありませんし、強度が高いことはJerryRigEverythingも認めています。
 

 
 
Source:YouTube
(kihachi)

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