多くのiPhoneユーザーは、iPhone8に興味がない。

iPhone8 Martin Hajek
 
一般的なiPhoneユーザーは、9月12日にAppleがイベントを発表すると聞いても、あまり関心がないようです。今年iPhoneを買い替えたいiPhoneユーザーは16%で昨年とほぼ同数だった、との調査結果が公表されました。それでも、iPhone8は大ヒットが見込まれます。

iPhone8に買い替えたいiPhoneユーザーはたったの16%

投資会社Piper Jaffrayが400名強のiPhoneユーザーを対象に実施した調査で、今年iPhoneを買い替えたいとの回答が16%と、昨年の15%と同等だった、との結果を投資家向けのメモで公開しました。
 
これは、一般的な消費者の多くは、今年のiPhoneの買い替え意向がそれほど強くないことを示している、とPiper Jaffrayのアナリストは分析しています。
 
今年5月に、Appleのティム・クックCEOが「次期iPhoneに関する噂や報道が例年より多いせいで、現行モデルの販売に影響が出ている」と語りましたが、多くのiPhoneユーザーには関係ない話だったようです。

それでも売れるiPhone8

現在、一般的な消費者の多くがiPhone8(またはiPhone X、あるいはiPhone Edition)に強い関心がなくても、iPhone8はよく売れる、とPiper Jaffrayは予測しています。
 
その売り上げを支えるのは、iPhoneが持つ巨大なユーザー数です。
 
2017年9月の時点で2年以上経過した端末のユーザーは約3億3,000万人とみられ、多くのユーザーがiPhoneを2~3年で買い替えていることを考えると、iPhone8は発売1年間で約2億2,400万台程度売れる、とPiper Jaffrayはみています。
 
Appleが、9月12日に開催するイベントで、デザインを刷新したiPhone8をiPhone発売10周年の記念モデルとして華々しく発表し、各メディアにも盛んに報道されるのに刺激されてiPhone8の購入を決意する、潜在的な購入意向者は多いと考えられます。
 
iPhone8の販売台数は対前年比で12%と、同36%と驚異的な伸びを示したiPhone6には及ばないものの、2桁の伸びを記録すると予測されています。

 
 
Source:Business Insider
Photo:Martin Hajek
(hato)

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