米雑誌編集者、ツイート画像でてんかん発作起きたとして提訴

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Twitterユーザーの@jew_goldsteinという人物が、有名雑誌「Vanity Fair」および「Newsweek」の編集者、カート・アイシェンワルド(Kurt Eichenwald)氏にフラッシュするGIF画像を送りつけ、てんかん発作を引き起こしました。
 
アイシェンワルド夫妻は警察に通報、この人物を提訴する構えです。

ことの発端はトランプ氏批判

ネットで相手に身体的なダメージを与えることができるという、恐ろしい話です。
 
ことの発端は、ドナルド・トランプ次期大統領と、アイシェンワルド氏の記事の寄稿先であるVanity Fairの編集長、グレイドン・カーター氏との論争でした。トランプ氏とカーター氏の不仲は有名で、80年代から続いています。そして今回の大統領選においては、カーター氏だけでなく、アイシェンワルド氏もVanity FairとNewsweekの両誌でトランプ氏批判を展開してきました。
 


 
実はてんかんを持病とする人々にとって、フラッシュするGIF画像が発作の引き金になるというのはよく知られた事実です。アイシェンワルド氏は今年すでに2回ほど、このGIF攻撃を受けたと報告しています。10月にはトランプ支持者からてんかんを誘発するアニメーションが送られてきました。この際は手に持っていたiPadをとっさに落としたため、事なきを得たそうです。

ツイートでてんかん発作

しかし12月16日、再びトランプ支援者から悪意あるツイートを受け取ったアイシェンワルド氏は、てんかん発作を起こしてしまいました。同氏の妻が警察に通報したことを、氏のアカウントからツイートしています。
 
この送り主のアカウントはすでに停止されていますが、Mediaiteが保存したスクリーンショット(下記の画像)を見ることができます。
 

 

暴行罪として裁かれる可能性も

アイシェンワルド氏のその後の一連のツイートによれば、氏はTwitterと警察の協力を得て犯人の特定を進めているとのことです。
 
送った人間はイタズラ半分だったかもしれません。しかし人の命に危害を及ぼす行為は許されるものではありません。今回の一件は暴行罪として、法的に裁かれる可能性があるそうです。
 
 
Source:The Verge,Engadget
Photo:Twitter
(lunatic)

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