実力行使!?英警察、ロック避けるため容疑者からiPhoneを「強奪」

iPhone7 Plus
 
英ロンドン警視庁はクレジットカード詐欺容疑者のiPhoneを確保するため、一瞬のすきを狙って犯人から奪い取るという、実力行使に出ていたことがわかりました。

iPhoneのロック解除は困難

iPhoneのロック解除が非常に難しいことは、FBIとAppleのロック解除を巡る攻防が記憶に新しいと思います。このケースではFBIが相当な額を支払って専門家に依頼、解除に成功したと伝えられています。
 
ロンドン警視庁のインターネット関連犯罪の専門家集団である「オペレーション・ファルコン」の刑事たちは、偽クレジットカードを悪用した犯罪を捜査しており、ガブリエル・ヨウ容疑者には、ギャングらが欧州での高級品購入に使用している偽クレジットカードを製造している疑いがかけられていました。
 
刑事らはヨウ容疑者が仲間や顧客との連絡にiPhoneを使用している可能性が高いと目星をつけたものの、iPhoneにロックがかかっていれば、逮捕しても中のデータを見ることはできません。
 
また容疑者に合法的に圧力をかけて解除させることも検討しましたが、警察にはそうした権限がないことがわかりました。
 
そこで至った結論が、「容疑者から力づくで奪う」という実力行使でした。これを警察以外の人が行えば、強盗行為です。

電話をかける瞬間に飛びかかる

今年6月、覆面刑事がヨウ容疑者を追跡、容疑者が電話をかけるためにロック解除した瞬間、猛ダッシュして手からiPhoneを奪い取りました。別の刑事が容疑者の身柄を確保している間、iPhone担当刑事はロックがかからないよう、ずっと画面をスワイプしていたそうです。
 
iPhoneにあったデータから、ヨウ容疑者がカードを偽造していた証拠が見つかり、また4人の仲間と、100人もの関係者の氏名が判明しました。
 
さらにロンドン警視庁は、データがプログラムされる前の数千枚のクレジットカードも確保しています。
 
確かにハッカーに暗号解読を依頼してロック解除してもらうより、はるかに確実な方法といえそうです。
 

 
 
Source:BBC
(lunatic)

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