Apple、iPhone7発注数をやや削減か〜過剰在庫を懸念?

iPhone8 コンセプト
 
Appleが現在の四半期(10月〜12月期)および次の四半期(1月〜3月期)のiPhone7の発注台数を、やや減らす可能性が浮上しています。

今年年末商戦のiPhone売上台数は7,600万台

調査会社UBS Global Researchが、台湾のサプライチェーンから得た情報を元に作成、現地時間11月29日に配布したメモによれば、Appleの2017年第1四半期(10月〜12月期)および第2四半期のサプライチェーンに対するiPhone7発注台数は、若干減少する見通しです。
 
ただし発注台数と売り上げ台数はイコールではありません。UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は、2016年10月〜12月期のiPhone売り上げは前年同期比で100万台以上のプラスであるとし、7,600万台となると見込んでいます。Appleが発注を絞っているのは、過剰在庫を避けるためというのが同氏の見解です。

iPhone製造台数は減少

UBSは現時点では、10月〜12月期のiPhone製造台数は前年同期の7,500万台から7,400万台へ、1月〜3月期は4,300万台から4,200万台へ減少するとの予想を打ち出しています。低価格のiPhone SEの発売からほぼ1年となるため、1台当たりの平均販売価格は2016年第1四半期よりも上昇することになりそうです。
 
2016年10月〜12月期におけるiPhone以外の製品の売り上げについては、Macの売り上げ台数は2%減、1台当たりの平均販売価格は横ばい、iPadの売り上げ台数は5%減、同平均販売価格は8%上昇とUBSは予測しています。

iPhone7s/8に期待

なお同社は2017年末から2018年にかけてのiPhone売り上げについては、デザインの刷新が見込まれるiPhone7s/8の登場で増加するとし、KGI焦点のアナリスト、ミンチー・クオ氏と同様、楽観的な見方を示しています。
 

 
 
Source:AppleInsider
Photo:ConceptsiPhone
(lunatic)

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