トランプ氏に続き、サンダース氏もiPhoneを中国で製造していることを問題視

サンダース iphone
 
アップルがアメリカの製造業界に寄与していないと糾弾するのは、ドナルド・トランプ氏だけではないようです。民主党から出馬している有力大統領候補の1人、バーニー・サンダース氏もアップルが中国に製造拠点を置いていることについて問題視しています。

ウォール街の面々ほどではないが

自らを「社会主義者」と称して憚らないバーニー・サンダース氏が、富の一極集中に不満を感じる若年層を中心に支持を集めていることはよく知られているところです。
 
同氏は先日、米メディアNew York Daily Newsでのインタビューで、彼が糾弾してやまない「『アメリカという(色彩豊かな)織物を破壊する』肥った猫」ことウォール街の面々とは異なるものの、アップルが中国でオフショア生産を行っていることに対し、失望の意を示しました。
 
「違う、アップルは断じてアメリカという織物を破壊はしていない。だが私は、中国よりもアメリカで彼らがデバイスを製造してくれることを願っている。そして正当な税金の支払いを逃れようとしないことも」

批判は的外れ?

アップル製品のボイコットを行おうとiPhoneから呼びかけ、政権を獲った暁にはアメリカで製品を作らせると宣言したたもう1人の有力大統領候補、ドナルド・トランプ氏を例に挙げるまでもなく、何かにつけてアップルがアメリカに寄与していないとして経済的側面から批判する政治的風潮は決して少なくありません、
 
裏を返せばこういった批判は、それだけアメリカの奥にまでiPhoneを始めとするアップル製品が入り込んでいることの証でもありますが、いずれにしても、アップルにとっては「たわ言」に過ぎないものであることは確かです。
 
同社のCEOであるティム・クック氏は以前こうした批判に対し、中国で製造を行う主な理由は、彼らが職能として代替の効かないスキルを有しているからとし、税金についてもアップルのビジネスの3分の2が海外で行われていると反論、いわれのない批判を一蹴しています。
 
 
Source:Apple Insider
(kihachi)

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