新型MacBook Proに搭載されたM5 Maxについて、高負荷時の温度がM4 Maxよりも低いことが確認されました。
あわせて、Geekbench 6のCPUベンチマークスコアも向上しており、M5 Maxは処理性能だけでなく、高負荷時の安定性の面でも進化している可能性があります。
M5 Maxは新たに6つの「スーパーコア」を搭載
今回比較対象となったM5 MaxとM4 MaxのCPU構成は、次の通りです。
- M5 Max:6つのスーパーコアと12の高性能コアを搭載する18コアCPU
- M4 Max:12の高性能コアと4つの高効率コアを搭載する最大16コアCPU
M5 Maxでは、従来とは異なる「スーパーコア」と呼ばれる超高性能CPUコアが導入された点が特徴です。単純なコア数の増加だけでなく、アーキテクチャの見直しによって性能向上が図られていると考えられます。
センサー温度と表面温度の両方でM5 Maxが低い結果に
M5 MaxとM4 Maxを高負荷状態にしたうえで、センサー温度と表面温度を比較した結果は次の通りです。
| センサー温度(℃) | 表面温度(℃) | |
| M5 Max | 105℃ | 46℃ |
| M4 Max | 113℃ | 48.7℃ |
この結果から、M5 MaxはM4 Maxと比べて、センサー温度で8℃、表面温度で2.7℃低いことが確認されました。
高性能化したにもかかわらず動作温度が下がっているのであれば、放熱設計や電力効率、チップ内部の制御が改善された可能性があります。
Geekbench 6スコアも着実に向上
Geekbench 6のCPUベンチマークスコアを比較すると、M5 MaxはM4 Maxに対して次のような伸びを示しています。
- CPUシングルコアスコア:6.1%向上
- CPUマルチコアスコア:9.8%向上
性能向上幅としては劇的というほどではありませんが、発熱を抑えながら着実にスコアを伸ばしている点は注目される要素です。
M6世代MacBook Proの薄型化にも追い風に?
AppleはM5 Maxで導入した「スーパーコア」を、次世代のM6シリーズにも継承すると見られています。
また、M6シリーズ搭載MacBook Proは、OLEDディスプレイを採用し、筐体が薄型化されるとの噂があります。
通常、ノートPCの薄型化は冷却性能との両立が課題になります。しかし今回、M5 Maxで高負荷時の温度低下が確認されたことで、M6世代でも極端に大型の冷却機構を採用しなくても、熱設計上の問題が起こりにくい可能性があります。
その意味では、今回の結果はM5 Max単体の評価にとどまらず、今後のMacBook Proの設計自由度が高まる兆候としても注目されます。
