Bloombergのマーク・ガーマン記者が、ニュースレター「Power On」の有料購読者向けQ&Aで、MacBook Airの基本デザインは2028年頃まで大きく変わらない見通しだと回答しています。
あわせて、MacBook AirがOLEDディスプレイへ移行する時期も同じ時期になる可能性があるとも述べられています。
サプライチェーン関係者、OLED移行は2029年と予想
ガーマン記者の見通しでは、MacBook Airはしばらく基本デザインを維持し、刷新があるとしても2028年モデルになる可能性が高いとされています。
その刷新タイミングでディスプレイ種別がOLEDへ移行する、というのが現在の見通しです。
2027年モデルで「液晶の世代交代」もあり得る
OLED移行が遅れる代わりに、2027年のMacBook Airで液晶ディスプレイを改良する可能性が以前からサプライチェーン関連情報として噂されています。
具体的には、現行のアモルファスシリコンTFTから、酸化物TFT技術を採用した液晶へ切り替えるという見立てです。
この変更が実現すれば、表示品質や消費電力などの面で、地味ながら体感につながる改善が期待できます。
サプライチェーン関係者は、MacBook AirがOLEDディスプレイを搭載する時期を2029年と予想しています。2027年モデルで液晶ディスプレイ種別を変更するのであれば、それから2年継続することになります。
iPadと同じく「Proが先行、Airが数年遅れ」の流れ
iPadでは、iPad Proが2024年モデルで先行してOLEDを採用しました。iPad AirへのOLED搭載は2027年と予想されており、Proから約3年遅れという構図になります。
もしMacでも同様に、2026年末に発売されるM6シリーズチップ搭載MacBook Proが先にOLEDへ移行し、MacBook Airが3年程度遅れて追随する形になる場合、「Airは2029年」という予想の方が合致します。
タンデムOLEDとフレキシブルOLEDの違いも影響か
MacBook Proには、発光層が2層のタンデムOLEDが採用されるとの見方があります。一方、iPad AirやiPad miniでは、発光層が1層のフレキシブルOLEDが採用される可能性があるとされています。
将来的にMacBook AirがOLEDへ移行する場合も、コストや量産性を踏まえると、タンデムOLEDよりフレキシブルOLEDが現実的、という見立ては成り立ちます。
第8.6世代OLEDラインの増強が「時間差」を生む可能性
ノートPCやタブレット向けOLEDは、ガラス基板が大きい第8.6世代OLED製造ラインでの生産が本命視されています。
ただし、このライン整備には大規模投資が必要で、立ち上げ直後は高付加価値の製品(高価格帯・高マージン)を優先しやすい事情があります。
その結果として、まずは単価が高いタンデムOLED(MacBook Pro向けなど)を中心に供給が進み、量産規模の拡大と歩留まり改善でコストが下がってから、より台数が出るAir向けフレキシブルOLEDが現実味を帯びる、という流れになる可能性があります。
Photo:Apple
